全日本RR第6戦岡山【ST600予選】阿部恵斗が今季初、自身2度目のポールポジション
2021/09/04
全日本ロードレース第6戦岡山のST600クラス予選は阿部恵斗(Webike チームノリックヤマハ)が制した。
金曜日の練習走行日は終日雨に見舞われ、ドライコンディションが予想される決勝に向けては、厳しいスタートとなった。翌土曜日は早朝まで雨。さらに昼頃に5分ほどの降雨があるなど、不安定な天候。ST600クラスの予選が始まるころにも上空に雨雲が広がっていた。それでも何とかドライコンディションでセッションが開始された。
セッションをリードしたのは金曜日の1回目の走行でトップタイムをマークした阿部。しかし阿部のタイムから1秒以内に15人のライダーがひしめく激戦に突入。
心配された空模様は一部に青空が覗くほどに回復した。そしてそのままセッション終了。阿部が今季初ポールポジションを獲得。鈴木光来(MOTO BUM HONDA)が2番手、長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)が3番手というフロントロウ。ポイントリーダー小山知良(日本郵便 HondaDream TP)は4番手。ランキング3位につける埜口遥希(MuSASHi RT HARC-PRO.)は5番手。また、現在ランキング2位の荒川晃大(MOTO BUM HONDA)は14番手から明日の決勝を迎えることになった。
阿部恵斗(Webike チームノリックヤマハ)
「事前テストでベストタイムを更新していたし、アベレージタイムもよかったので自信はありました。ポールポジションが取れてすごくうれしいです。僕は感覚で乗るタイプなのですが、今回はその感覚がよく、マシンもチームがすごくいい感じに作ってくれたので『後は僕が頑張るだけだ』と思っていました。ただ、1分35秒台をねらっていたのに届かなかったのは、すごく悔しいです」
「昨日のウエットコンディションも調子がよくて総合2番手だったのですが、雨の中でずっと乗っているとリズムが狂うのではないかという思いがありました。けど、割り切って切り替えができたのがトップタイムを出せた理由です。今までウエットコンディションでのポールポジションはあったけれど、ドライコンディションでのポールポジションは初めて。自信にもつながるし、明日のレース運びはしやすいと思います。台数が多くて新しいシケインが混雑すると思うので、1周目は一番で新シケインを抜けられれば勝機はあると思います」
こんな記事も読まれています