ホルへ・ロレンソ(予選1位)
「多くの人がボクは危機的な状況に陥っていると言っていたし、ボクにとって状況は最悪だった。でも、わずか2日ですばらしいタイムを記録することができた。レースの世界では『彼は終わった』と言われた翌日にトップに立つこともあるし、反対に次の日にトップから転落することもあるから、謙虚でなければならない。ヘレスに到着してから、全てのセッションで、全てがうまく機能した。ポールポジションレコードを樹立できるなんて信じられないよ。今までのキャリアの中で多くの印象的なラップタイムを記録してきたけど、今回は特別だ。この気温の中で1分37秒9というタイムを記録できるなんてすばらしいし、とても満足している。明日の決勝ではマルクは手ごわいだろうし、ドゥカティ勢も同様だ。レースは違う展開となるだろう。でも、ボクたちのペースはとてもいいし、ソフトコンパウンドのタイヤが消耗して来た状態でもフィーリングはとてもいいんだ」
マルク・マルケス(予選2位)
「フロントロウを獲得するのは難しい仕事だと思っていた。それが目標で達成することができたので、とてもハッピーだ。そしてまた、明日のレースも難しいと思う。27周を走り切るのは難しいだろう。今日は痛み止めを飲まずに走った。数周で指の痛みが増してくるから、明日は痛み止めを飲むつもりだ。予選で3セットのタイヤを使う準備を進めていたが、フリ走行4回目で転倒して、2セットしか使えなかった。ポールを取ることは難しかっただろう。パッケージには満足しているし、明日は何ができるか状況を見てみよう。今回のレースウイークでは、ホルへはとても好調だが、ボクたちも表彰台に向けて戦うつもりだ」
アンドレア・イアンノーネ(予選3位)
「フロントロウからスタートすることができてとてもうれしい。予選では全てのライダーが全力でプッシュしているので、このポジションを獲得するのは簡単ではないんだ。でも、アルゼンチンに続いて、フロントロウを獲得することができた。この結果は明日のレースのスタートに向けて重要だ。たぶん予選ではボクたちのポテンシャルを発揮できなかったと思うが、ペースもいいし、明日はいいレースができると思っている」