MotoGP第4戦スペインGP、Moto2クラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、ジョナス・フォルガー(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温25度、路面温度28度のドライコンディションで争われた。ポールスタートのティト・ラバット(カレックス)が好スタートでトップに立ち、フォルガーが続く。5番グリッドからスタートした中上 貴晶(カレックス)も、スタート直後には3番手に浮上する。
1周目をラバット、フォルガーの順で終え、この時点で二人が後続とコンマ7秒ほどのリードを取ってトップグループを形成する。ラバットはレース中盤の9周目までレースをリードしたものの、10周目のバックストレート手前の5コーナーでラインがワイドとなり、この間にフォルガーがトップに浮上。コーナー立ち上がりでは二人のラインが交錯する。
その後、フォルガーはトップをキープ。ラバットも僅差で追うものの、レース終盤になるとその差が広がり始め、残り5周となったあたりでフォルガーが単独トップとなる。フォルガーはそのままトップの座を守りきり、開幕戦カタールに続いて、今シーズン2勝目を記録した。
いっぽうラバットは、終盤になると3番手争いを展開しながらその差を縮めてきたアレックス・リンス(カレックス)とヨハン・ザルコ(カレックス)の接近を許し、最終ラップには3人による2位争いとなる。最終ラップの最終コーナー進入で、勝負に出たリンスが、ラバットに接触、リンスは転倒し、ラバットもラインを外してしまう。その間にインからザルコが前に出て、2位表彰台を獲得。ラバットは3位でチェッカーとなった。
4位にルティ、5位にハビエル・シメオン(カレックス)、6位にフランコ・モルビデリ(カレックス)、7位にルイス・サロム(カレックス)、8位にシモーネ・コルシ(カレックス)、9位にアレックス・マルケス(カレックス)、10位にマーセル・シュローター(テック3)の順で続き、中上は1周目は4位につけていたものの、ペースが上がらず、中盤を前に大きく後退、17位でチェッカーを受けた。リンスは再スタートしたものの、18位でチェッカーとなった。ザルコはランキングトップをキープ、フォルガーがランキング2位に浮上し、リンスはランキング3位に後退した。