MotoGP第2戦アメリカズGP、Moto3クラスはアメリカのテキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で決勝レースを行ない、ダニー・ケント(ホンダ)が優勝した。
決勝日は朝のウオームアップがウエットとなったが、Moto3クラスの決勝レースが始まるころには路面にウエットパッチが残るものの、ほぼドライコンディションでレースがスタートした。
好スタートを切ったのはミゲール・オリベイラ(KTM)。ニッコロ・アントネッリ(ホンダ)がトップを奪い、1周目をトップで戻ってくるが、2周目にオリベイラがトップを奪い返す。オリベイラは3周目までトップをキープしたものの、4周目のバックストレートエンドでケントがトップに浮上。ケントはファステストラップを更新しながら後続とのリードを広げていく。
6周目の11コーナーで、4番手を走っていたアントネッリが転倒。10番手を走っていた尾野 弘樹(ホンダ)も同じコーナーでスリップダウンし転倒。リタイアとなる。トップを行くケントは、レース中盤の9周目には約5秒以上のリードを取って独走体制を築くと、そのまま差を広げて、今シーズン初優勝、Moto3クラス通算3勝目を記録した。
2位争いは終盤まで接戦が続き、ファビオ・クアルタラーロ(ホンダ)が僅差で制してグランプリ初表彰台を獲得。エフレン・バスケス(ホンダ)が3位に入賞した。
4位にエネア・バスティアニーニ(ホンダ)5位にブラッド・ビンダー(KTM)が続き、2位争いに加わっていたアレックス・マスボー(ホンダ)は最終ラップの最終コーナーで転倒、マシンを押してゴールラインを越えたが、16位と入賞を逃した。6位にジョン・マクフィー(ホンダ)7位にアンドレア・ロカテッリ(ホンダ)、8位にロマーノ・フェナティ(KTM)、9位にイサック・ビニャーレス(ハスクバーナ)、10位にカレル・ハニカ(KTM)の順で続き、鈴木 竜生(マヒンドラ)は17番手を争っていた17周目に転倒を喫し、再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアとなった。