MotoGP第2戦アメリカズGP、MotoGPクラスはアメリカのテキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で2日目の予選を行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が2分02秒135でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行総合でトップに立ったマルケスは、午前中に行なわれたフリー走行3回目、予選前のフリー走行4回目でもトップタイムを記録した。フリー走行総合12番手以下のライダーによって争われる予選1回目で上位につけたのは、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)とマーベリック・ビニャーレス(スズキ)。この二人を加えた12名のライダーによって予選2回目は争われた。
予選2回目は気温21度、路面温度25度のドライコンディション。セッション序盤にリーダーボードのトップに立ったのはホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)。その後、ポル・エスパロガロ(ヤマハ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がファステストを更新。開始5分すぎにマルケスが2分02秒803のファステストを記録する。
1回目のアタックが終わり、各ライダーはピットに戻ってリアにニュータイヤを入れて最後のアタックに飛び出していくが、ここでマルケスはエンジン始動に手間取りやや遅れてしまう。スターターを取り替えてエンジンを始動したマルケスはコースインしたものの、1周回って最終コーナーを立ち上がり、ホームストレートに出たところで、マシンにトラブルが発生。ピットウオールにマシンを止めたマルケスは、ウオールを乗り越えて自分のピットまで走り、2号車に乗り換えて、再度アタックのためコースインする。
この間にカル・クロッチロウ(ホンダ)がファステストを更新してトップに立つが、残り2分でロレンソが、残り1分でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)がトップに立つ。しかし、マルケスはワンチャンスとなったアタックラップで、2分02秒135のファステストラップを記録。今季初となるポールポジションを獲得した。このタイムは昨年、マルケス自身が記録した2分02秒773を上回るものでベストポールタイムを更新。COTAでは3年連続のポールポジション獲得となった。
2番手に2分02秒474でドビジオーゾ、3番手に2分02秒540でロレンソ(ヤマハ)が続き、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が2分02秒573で4番手に。クロッチロウは2分02秒613で5番手。スコット・レディング(ホンダ)が2分02秒674でMotoGPではベストグリッドとなる6番手を獲得。予選1回目から勝ち上がったアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)は2分02秒792で7番手に。8番手に2分02秒869でアレックス・エスパロガロ(スズキ)、9番手に2分03秒161でポル・エスパロガロ(ヤマハ)、10番手に2分03秒440でブラドリー・スミス(ヤマハ)の順で続いた。
ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が2分03秒741で11番手、マーベリック・ビニャーレス(スズキ)が2分03秒754で12番手で続き、、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)が2分03秒926でオープントップとなる13番手に。ステファン・ブラドル(フォワード-ヤマハ)が2分04秒275で14番手、ヨニー・エルナンデス(ドゥカティ)が2分04秒313で15番手に続いた。
16番手に2分04秒392でマイク・デ・ミオ(ドゥカティ)、17番手に2分04秒875でユージン・ラバティ(ホンダ)、代役参戦の青山 博一(ホンダ)はフリー走行総合18番手で予選1回目を走り、2分05秒086で18番手から決勝に臨む。以下、19番手に2分05秒156でジャック・ミラー(ホンダ)、20番手に2分05秒214でロリス・バズ(フォワード-ヤマハ)、21番手に2分05秒261でカレル・アブラハム(ホンダ)、22番手に2分05秒569でニッキー・ヘイデン(ホンダ)、23番手に2分05秒595でアルバロ・バウティスタ(アプリリア)、24番手に2分06秒145でアレックス・デ・アンジェリス(ART)、25番手に2分07秒267でマルコ・メランドリ(アプリリア)の順となった。