MotoGP第2戦アメリカズGP、Moto3クラスはアメリカのテキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で2日目の予選を行ない、ダニー・ケント(ホンダ)が2分15秒344でポールポジションを獲得した。
Moto3クラスの予選はくもり空の下、気温20度、路面温度23度のドライコンディションで争われた。午前中に行なわれたフリー走行3回目でトップタイムを記録していたケントは、予選でも開始早々にリーダーボードのトップに立ち、ファステストラップを更新する。
開始12分すぎに尾野 弘樹(ホンダ)が8コーナーで転倒し、セッションは赤旗中断となる。約3分間の中断の後、再開されたセッションでケントのタイムを破る者は現れず、残り10分を切ったところでケントはコースに出ると、単独でアタックを開始。ただ一人、2分15秒台にタイムを入れると、最後のアタックで2分15秒344のファステストラップを記録。今シーズン初、通算3回目のポールポジションを、ベストポールタイムを更新して獲得した。
2番手に最後のアタックで2分15秒829を記録したミゲール・オリベイラ(KTM)が続き、序盤から上位につけていたアンドレア・ロカテッリ(ホンダ)が2分16秒090で3番手とグランプリ初フロントロウを獲得。
4番手に2分16秒101でニッコロ・アントネッリ(ホンダ)、5番手に2分16秒144でホルヘ・ナバーロ(ホンダ)、6番手に2分16秒150でファビオ・クアルタラーロ(ホンダ)、7番手に2分16秒335でイサック・ビニャーレス(ハスクバーナ)、8番手に2分16秒400でエネア・バスティアニーニ(ホンダ)、9番手に2分16秒417でフランシスコ・バグナイア(マヒンドラ)の順で続き、開幕戦のウイナーで初日トップのアレックス・マスブー(ホンダ)は2分16秒576で10番手。
このコース初挑戦となる二人の日本人ライダーは、転倒後、走行を再開した尾野が、最後のアタックで自己ベストとなる2分17秒173を記録して17番手を獲得。鈴木 竜生(マヒンドラ)も最後のアタックで2分18秒024の自己ベストを記録して29番手からスタートする。