MotoGP開幕戦カタール二日目のMoto3クラスはフリー走行3回目を行ない、ダニー・ケント(ホンダ)がフリー走行総合トップに立った。
セッションが開始されると、初日を制したミゲール・オリベイラ(KTM)と僅差で3番手につけていたニッコロ・アントネッリ(ホンダ)がタイムアタック合戦を展開。しかしセッション中盤に真っ先に2分6秒台にタイムを入れたのは、昨日2番手だったケント。しかし昨日の自身のタイムを更新するには至らない。ケントはセッション終盤にさらにタイムを詰め、自己タイムも更新して2分6秒561をマーク。総合トップに浮上。その直後にオリベイラが2分6秒510をマークして逆転。アレックス・マスブー(ホンダ)が2分6秒842で3番手浮上と、予選さながらのアタック合戦となる。セッション残り3分を切ると尾野 弘樹(ホンダ)が2分6秒773で3番手に食い込む。直後にファビオ・クアルタラーロ(ホンダ)が2分6秒565で尾野から3番手を奪う。ケントは2分6秒413と2分6秒台前半にタイムを入れて再びリーダーボードのトップに立つ。チェッカーラップに尾野が2分6秒499をたたき出し2番手浮上。レパードレーシングがフリー走行の総合ワンツーという結果になった。トップのケントから5番手のクアルタラーロまでが0.152秒差という、予選まがいの激しいセッションだった。