青木拓磨が再びオートバイでサーキットを疾走
2019/07/10
青木三兄弟(宣篤、拓磨、治親)とハンドコントロールシステムが搭載されたCBR1000RR
2輪ロードレース界のスター青木3兄弟の次男として活躍中に負傷、車イス生活を余儀なくされた青木拓磨が、兄弟の助けを借りて22年ぶりにレーシングマシンで鈴鹿サーキットを駆け巡った。
拓磨は全日本で活躍後、世界グランプリにも参戦。1998年にテスト走行中の転倒で負傷。車イス生活となったが4輪ドライバーとして復活し2020年にはル・マン24時間レースにも参戦を予定している。しかし「4輪は人の助けがなくても乗れるが、2輪は無理」とあきらめていた。一方、弟で現在はオートレーサーとして活躍する治親は昨年、障害者用の2輪システムがイギリスにあることを知った。「拓磨を走らせたい」と長男の宣篤に相談。多くの企業や多くの人の協力で夢の走行が実現した。鈴鹿8耐では「大勢の人に見てもらいたい」と観客の前で走行するという。
他人の支えを必要とするオートバイ。兄弟愛がそこにはある。
このプロジェクトを発案した三男治親、実現に向けて奔走した長男宣篤、そして次男拓磨の思い。詳細はライディングスポーツ9月号(7月24日発売)で。
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