マルコ・メランドリが今季限りで現役引退を発表
2019/07/10
SBKライダーのマルコ・メランドリ(ヤマハ)が、今シーズンいっぱいで現役を引退することを発表した。
メランドリは15歳だった1998年に世界GP125クラスにフル参戦開始。参戦初年度に2勝を記録してランキング3位を獲得し、2年目の1999年には5勝を上げてタイトルを争うがランキング2位に止まった。2000年から2002年まで250ccクラスに参戦。2002年には250ccクラスのチャンピオンを獲得した。そして、2003年よりMotoGPクラスにステップアップし、ヤマハ、ホンダ、ドゥカティ、カワサキのマシンで参戦。2005年にはチャンピオン争いに加わり、2勝を記録してランキング2位を得た。
2011年にSBKに転向すると初年度にランキング2位を獲得。その後もトップライダーとして活躍を収め、2016年にアプリリアでMotoGPに復帰するが、シーズン途中でチームを離れると、2017年より再びSBKに戻り、2018年はドゥカティワークスに加入。今年はGRTヤマハに移籍し、第8戦イギリスラウンド終了時点でランキング9位につけている。
世界グランプリでは3クラス通算22勝を記録。SBKではもここまで通算22勝を記録している。
「引退は難しい決断だった。しばらく考えていたが、第5戦イモララウンドを前に、今シーズンで終わりにしようと思った。まだ、戦う力はあるし、レースを楽しめているこの時点でレースをやめることがいいと判断した。次の人生に進み、違うことをするときが来た。これまでのレース人生は素晴らしい旅のようだった。その過程で出会った全ての人に感謝したい」とメランドリ。
最終戦カタールまで残り5戦、今週末にはアメリカラウンドが控えている。
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