鈴鹿8耐公開合同テスト:ホンダ高橋巧「ここまでは順調。去年よりは確実にいいペース」
2019/07/10
7月9日から始まった鈴鹿8耐公開合同テスト。その二日目、ホンダのファクトリーチーム、レッドブル・ホンダの高橋巧がこれまでの仕上がりについてコメントした。
「ここまでは順調に来ています。ただ、ライダー3人がそろうのは8耐のレースウイークに入ってからなので、まずは自分が安定してタイムを出せるようにしています。今日からステファン・ブラドルも走行していますが、基本的には自分が作ってきたバイクに乗ってもらっています」
「順調とは言え、まだ満足できるレベルには達していませんし、満足するということはないと思っています。レースウイークに向けて、そのレベルに少しでも近づけるよう進めています。アベレージタイムなど細かいことはあまり教えたくないですが、去年よりは確実にいいペースになっています。でも8耐は一人で走る訳ではないし、8時間の間に何も起こらなければ自信はありますが、いろいろな条件が加わってくるレースだから難しいです」
「8耐ほどつらいレースはありません。レースウイークが始まったら集中できると思うけど、今は憂鬱です。もし僕たちが順調に見えているなら、それがライバルに対してプレッシャーを与えられているのかなと思います。チームメイトに望むことは特にありません。彼らのことは信頼していますから。強いて言えば転倒だけは避けたいですかね」
「2分5秒台に入るペースはできていますが、レースまでに乗りやすくしていきたいです。スプリントレースでは3秒に入っているので、予選では8耐仕様で4秒に入れられれば最高かな」
初日は高橋が一人で走行し、2台のCBR1000RR SPで総合ワンツーのタイムを記録。トップタイムは2分5秒939。二日目からはブラドルが加わり、二人でテストを進め、2分6秒139で二日目も総合トップをマーク。もう一人のライダー清成龍一は、今週末はSBKアメリカ大会に参戦するため、今回のテストは不参加。
こんな記事も読まれています