SBK第8戦イギリス 決勝レース2
2019/07/08
SBK(スーパーバイク世界選手権)第8戦イギリスラウンドは、イギリスのドニントンパークでスーパーポールレース、決勝レース2を行なった。
スーパーポールレースは気温17度、路面温度33度のドライコンディションで10周の予定で争われたが、トップグループが7周目を終えたところで、11コーナー(メルボルンヘアピン)でピーター・ヒックマン(BMW)のマシンがエンジンブロー。路面にオイルをまき、後続のサンドロ・コルテセ(ヤマハ)、レアンドロ・メルカド(カワサキ)、アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)、清成 龍一(ホンダ)が次々に転倒する多重クラッシュが発生し、赤旗中断となる。レースは赤旗中断時点でのポジションで終了となった。
序盤からトップ争いをリードしたジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝し、レース2のポールポジションを獲得した。赤旗中断時点でレイと接戦のトップ争いを繰り広げていたトム・サイクス(BMW)は赤旗中断後に差し掛かった11コーナーでオイルに乗って転倒してしまい、完走扱いとは認められなかった。2位にトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)、3位にレオン・ハスラム(カワサキ)が入賞し、カワサキ勢が表彰台を独占。4位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が続いた。
レース2は気温20度、路面温度42度のドライコンディションで争われ、スタートでトップに立ったのはレイ。ラズガットリオグル、ハスラム、バウティスタの4人によるトップ争いが序盤から展開され、ラズガットリオグルは何度かレイからトップを奪う。
中盤を過ぎると、ハスラムとバウティスタが遅れ始め、トップ争いはレイとラズガットリオグルが一騎打ちの接戦を展開。最終ラップまで続いたバトルをレイが僅差で制し、今シーズン7勝目を記録した。ラズガットリオグルはスーパーポールレースに続いて2位表彰台を獲得。
3番手争いは13周目にバウティスタがハスラムを交わして3番手に浮上。この時点でバウティスタはまだレイとラズガットリオグルと共にトップ集団につけていたが、その後、遅れ始め、レース終盤は単独3番手をキープし、トップの二人からは約5秒遅れたが3位に入賞した。
ハスラムはトップ争いから脱落した後、追い上げ来たアレックス・ロウズ(ヤマハ)の追撃を受け、残り2周でロウズが前に出て4位に入賞。ハスラムは5位に終わった。
6位にロリス・バズ(ヤマハ)、10番グリッドからスタートしたサイクスは7位に入賞。8位にマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、9位にチャズ・デイビス(ドゥカティ)、10位にマルコ・メランドリ(ヤマハ)の順で続いた。
ヒックマンが11位、マイケル・リナルディ(ドゥカティ)が12位に入賞、コルテセが13位、メルカドが14位、デルビアンコが15位に入賞。清成はスーパーポールレースでの転倒で手を強打し、レース2は16位で完走となった。ジョルディ・トーレス(カワサキ)はマシントラブルでリタイア。
こんな記事も読まれています