MotoGP第8戦オランダGP Moto2決勝
2019/07/01
MotoGP第8戦オランダGP、Moto2クラスは、オランダのアッセン(サーキット ファン・ドレンテ)で決勝レースを行ない、アウグスト・フェルナンデス(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温26度、路面温度38度のドライコンディションで争われた。2番グリッドからブラッド・ビンダー(KTM)が好スタートを切り、序盤からレースをリードする。しかし、逃げることはできず、10台前後のトップ集団による接戦が展開される。
ビンダーを先頭にチャビ・ビエルヘ(カレックス)、フェルナンデス、アレックス・マルケス(カレックス)、サム・ロウズ(カレックス)、ホルヘ・マルティン(KTM)、レミー・ガードナー(カレックス)、ロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)、トーマス・ルティ(カレックス)、エネア・バスティアニーニ(カレックス)がトップ集団を形成するが、この中からポールスタートのガードナーが、中盤の10周目の1コーナーでラインを外しポジションダウン。さらに同じ周の最終コーナーで転倒を喫しリタイアとなる。
13周目の9コーナーではマルティンがロウズが接触し、ロウズが転倒、リタイアとなる。この接触は審議対象となることがアナウンスされたが、マルティンも15周目の3コーナーで転倒を喫しリタイアに終わる。
15周目にはビンダーがやや抜け出し、トップ集団は7台となるが、2番手に浮上したマルケスがビンダーとの差を縮め、19周目にはトップに浮上したものの、すぐにビンダーもトップを奪還する。そして、20周目の5コーナー立ち上がりでバルダッサーリとビエルヘが接触、直後を走っていたバスティアニーニが転倒したビエルヘを避けきれずに接触転倒。両者リタイアに終わる。
これでトップ争いは4人のバトルとなり、20周目にマルケスがビンダーを交わして再びトップに浮上。バルダッサーリも2番手に浮上し、二人がトップ争いを展開する。ところが23周目の3コーナーでマルケスのインをついたバルダッサーリが転倒。アウト側にいたマルケスを巻き込み両者リタイアとなる。
これでフェルナンデスがトップに立ち、残り2周でビンダーを振り切って優勝。フェルナンデスはグランプリ初優勝を飾った。ビンダーは2位に入賞し、今シーズン初表彰台を獲得。3位にルカ・マリーニ(カレックス)が続き、今シーズン2回目の表彰台を獲得した。
4位にルティが続き、長島 哲太(カレックス)が5位に入賞。長島は序盤は15番手前後を走行していたが、その後、ポジションアップ。中盤すぎにはセカンドグループに追いつき、グランプリベストリザルトとなる5位に入賞した。
6位にアンドレア・ロカテッリ(カレックス)、7位にステファノ・マンジ(MV)、8位にマーセル・シュローター(カレックス)、9位にドミニク・エガター(MV)、10位にマルコ・ベゼッチ(KTM)が入賞。
チャンピオンシップ争いでは、マルケスがノーポイントに終わったことで、ルティがランキングトップに浮上。6ポイント差のランキング2位にマルケスが続く。
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