MotoGP第8戦オランダGP MotoGP 2日目予選
2019/06/30
MotoGP第8戦オランダGP、MotoGPクラスは、オランダのアッセン(サーキット ファン・ドレンテ)で2日目の予選を行ない、ファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)が1分32秒017でポールポジションを獲得した。
クアルタラーロはFP3でトップタイムを記録し、フリー走行総合トップでQ2に進出。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたアレックス・リンス(スズキ)とポル・エスパルガロ(KTM)の二人を加えた12名のライダーによって、Q2は気温30度、路面温度49度のドライコンディションで争われた。
Q2でまずファステストを記録したのはマルク・マルケス(ホンダ)。マルケスは開始約3分すぎに1分32秒857を記録してトップに立つ。しかし、Q1からQ2に進んだリンスが直後に1分32秒461を記録。クアルタラーロが2番手、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が3番手、マルケスは4番手で1回目のアタックを終える。
2回目のアタックで真っ先にコースインしたのはビニャーレス。ビニャーレスは残り約3分で1分32秒157を記録してトップに浮上するが、クアルタラーロが残り約1分15秒で1分32秒017とファステストを更新。2戦連続、今シーズン3回目となるポールポジションを獲得した。
「この結果を信じられないよ。アッセンは他にはない特別なコース。チームと自分自身が成し遂げたことが誇らしい。昨日も今日も多くの仕事に取り組んだ。とても調子がいいと思うよ」とクアルタラーロ。
ビニャーレスも終盤までアタックを続行したものの自己ベストの更新はならず、1分32秒157で2番手につけた。
「この結果は本当にうれしい。目標はフロントロウを獲得することだった。フィーリングはとてもよく、ウイークを通じていいレベルにある。この勢いをキープするようトライした。いいリズムがあるので、明日のレースは最初からトライしてプッシュするつもりだ」とビニャーレス。
リンスは終盤のアタックで1分32秒458と自己ベストを更新、フロントロウ3番手を獲得し、Q1から大きくジャンプアップした。
「この結果はとてもハッピー。明日もいいリズムがあると考えている。ヤマハのライダーが強いので、ボクたちは賢いレースをしなければならないだろう」とリンス。
マルケスは終盤のアタックラップに入った1コーナーで大きく振られて転倒しかけ、タイム更新はならず。1分32秒731で4番手となった。
5番手に1分33秒085でジョアン・ミル(スズキ)が続き、MotoGPクラスベストグリッド、予選初のトップ10入り。6番手に1分33秒228でカル・クロッチロウ(ホンダ)、7番手に1分33秒282でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が続いた。
中上 貴晶(ホンダ)は1分33秒295で8番手。中上はフリー走行総合5番手でQ2に進出したが、1回目のアタック、2回目のアタック共、トラックリミットオーバーによりベストタイムを抹消されてしまい、2回目のアタックの1分33秒295がベストラップとなった。
9番手に1分33秒314でフランコ・モルビデリ(ヤマハ)、10番手に1分33秒323でジャック・ミラー(ドゥカティ)が続き、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)は1分33秒692で11番手。Q1で2番手からQ2に進出したポル・エスパルガロは1分33秒762で12番手となり、ここまでの上位12名がQ2のタイムでグリッドを決定。
以下、Q1のタイム順にフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が1分33秒221で13番手。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はフリー走行総合14番手でQ1を走ったが、Q1では1分33秒466でセッション4番手に留まり、14番手となった。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分33秒547で15番手。
以下、16番手に1分33秒583でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、17番手に1分33秒706でミゲール・オリベイラ(KTM)、18番手に1分33秒776でヨハン・ザルコ(KTM)、19番手に1分33秒869でハフィス・シャリン(KTM)、20番手に1分33秒960でアンドレア・イアンノーネ(アプリリア)、21番手に1分34秒580でティト・ラバット(ドゥカティ)の順となった。
初日に激しい転倒を喫し、負傷したホルヘ・ロレンソ(ホンダ)は今レースを欠場する。
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