MotoGP第8戦オランダGP Moto3決勝
2019/07/01
MotoGP第8戦オランダGP、Moto3クラスは、オランダのアッセン(サーキット ファン・ドレンテ)で決勝レースを行ない、トニー・アルボリーノ(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温25度、路面温度38度のドライコンディションで争われた。ポールスタートのニッコロ・アントネッリ(ホンダ)が好スタートでレースをリード。アルボリーノ、鈴木 竜生(ホンダ)、鳥羽 海渡(ホンダ)、小椋 藍(ホンダ)らが続き、3周目には鳥羽がトップに浮上する。
6周目にロマーノ・フェナティ(ホンダ)が鳥羽を交わしてトップに立つが、10周目に鳥羽が再びトップに浮上。トップ争いは20台前後の集団による接戦が展開される。13周目のシケインで鳥羽がラインを外し、ロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)がトップに浮上。鳥羽はトップ集団の中盤に下がる。
集団の中の接戦の中で、17周目の5コーナーでアクシデントが発生。鳥羽とセレスティーノ・ビエッティ(KTM)が接触し、鈴木とラウル・フェルナンデス(KTM)が巻き込まれ、トップ集団の中から4人が転倒リタイアに終わってしまう。
ダラ・ポルタは17周目までトップをキープしたが、18周目にヤコブ・コンフェイル(KTM)がトップに立ち、2番手にダラ・ポルタ、3番手にアルボリーノの順で続く。ところが、トップを走るコンフェイルはトラックリミットオーバーのロングランペナルティを課せられ、残り2周となった21周目にペナルティを消化。これでトップ争いはダラ・ポルタとアルボリーノの一騎打ちとなる。
最終ラップにトップで入ったのはダラ・ポルタだったが、コース後半の15コーナーでアルボリーノがトップに浮上。そのままダラ・ポルタを抑えて優勝し、今シーズン2勝目を記録した。今シーズンのMoto3クラスは、ここまでの7戦で異なるライダーが勝利を収めてきたが、アルボリーノは初めて2勝目を記録したライダーとなった。
ダラ・ポルタが僅差の2位に入賞し、今シーズン4回目となる2位表彰台を獲得。コンフェイルはペナルティを消化後、3番手でコースに復帰。そのまま、今シーズン初表彰台となる3位に入賞した。
4番手以下14番手までは接戦のゴールとなり、4位にガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)、5位にジョン・マクフィー(ホンダ)、6位に小椋 藍(ホンダ)、7位にマルコス・ラミレス(ホンダ)、8位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)、9位にデニス・フォッジア(KTM)、10位にアロンソ・ロペス(ホンダ)が僅差で続き、ロマーノ・フェナティ(ホンダ)は11位、アロン・カネト(KTM)は12位、真崎 一輝(KTM)は13位が入賞した。
佐々木 歩夢(ホンダ)は序盤はトップ集団に加わりながら、9周目のシケイン立ち上がりで、ハイサイドで大きく振られ転倒は免れたものの、ポジションダウン。17位でゴールとなった。
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