鈴鹿8耐 合同テスト二日目が終了
2019/06/04
イタリアGPから鈴鹿に駆けつけ、チームHRCからテストに参加した長島哲太
鈴鹿8耐の合同テスト二日目が開催された。6月4日(火)はタイヤメーカーテストのセッションと、その合間に特別スポーツ走行が2本ずつ行なわれた。
1日目と同様、晴天に恵まれた鈴鹿サーキット。チームHRCには、イタリアGPから帰国したばかりの長島哲太が合流、グランプリそのままのレーシングスーツで耐久仕様のCBR1000RRWを駆った。長島は高橋巧からアドバイスを受けつつ、2本のセッションを精力的に周回した。
ホンダの体制発表はまだ行なわれていないため、今回はテストに参加していないライダーも含めてオーディションが行なわれていると予想される。
ほかにも、1日目は藤田拓哉が一人でテストを行なっていたチームベビーフェイスには、アジア選手権タイラウンドを終えた津田一磨が合流。ちなみにベビーフェイスは津田と藤田の二人体制で戦うことを発表している。また、生形秀之のエスパルスドリームレーシングには、二日目から今野由寛が合流して二人で走行。こちらは8耐本番のラインナップは未決定だという。
午前中に行なわれたセッション1本目は、ヤマハファクトリー中須賀克行の2分05秒992が1位につけ、結果的に二日目の総合トップタイムとなった。1本目の2位以下には、チームHRCの2分06秒118(編集部調べではステファン・ブラドルが記録)、ヤマハファクトリー野左根航汰の2分06秒480と続き、カワサキのジョナサン・レイとレオン・ハスラムは、共に2分06秒879と2分06秒897をマークして、4位と5位。2台目のチームHRCは、2分07秒478(編集部調べでは長島が記録)で6位につけた。
午後のセッション2本目は、開始直後の設備不良と、転倒車回収などで何度も赤旗中断があった。2本目のトップはチームHRCの2分06秒110(編集部調べでは高橋巧が記録)で、二日目の総合2位。
2本目2位にヤマハ中須賀の2分06秒229、3位にチームHRCの2分06秒385(編集部調べでは長島が記録)、4位にカワサキのレイで2分06秒523、5位にカワサキのハスラムで2分06秒745、6位にヤマハの野左根航汰で2分06秒843で、ここまでが2分06秒台となった。
カワサキは、1日目はレイ、二日目はハスラムがそれぞれ転倒を喫したが、その後も走行を続けており、ケガはしていない模様。
8耐のライダー候補を探す機会とするチームも多かった今回の合同テスト。6月9日(日)に鈴鹿サンデーロードレース第2戦で最後の8耐トライアルが実施され、出場チームが決定される。暫定エントリーリストの第一弾もそのころ発表されると思われる。
こんな記事も読まれています