SBK第6戦ヘレス 2日目 スーパーポール/レース1
2019/06/09
SBK(スーパーバイク世界選手権)第6戦ヘレスラウンドは、スペインのヘレス(ヘレスサーキット・アンヘル・ニエト)で2日目のスーパーポールと決勝レース1を行なった。
FP3でトップタイムを記録し、フリー走行総合トップでスーパーポールに進出したのはアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)。スーパーポールではジョナサン・レイ(カワサキ)が1分38秒247でポールポジションを獲得し、バウティスタが1分38秒283で2位、マルコ・メランドリ(ヤマハ)が1分38秒498で3位に続く。
決勝レース1では、ポールポジションのレイがホールショットを取るが、1周目の4コーナーから5コーナーにかけてバウティスタがトップに浮上。バウティスタは周回ごとにリードを広げ、序盤の内に単独トップに立つと、レース中盤には2番手以下に5秒以上のリードを取り、そのまま独走で今シーズン12勝目(レース1とレースで計9勝、スーパーポールレースで3勝)を記録した。
序盤はレイが2番手をキープしていたが、9周目のバックストレートエンドの6コーナー(ペドロサコーナー)で、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)がレイを交わして2番手に浮上。続く10周目の2コーナーで、アレックス・ロウズ(ヤマハ)がレイを交わして3番手に浮上する。
ロウズとレイが接戦を繰り広げたことで、ファン・デル・マークは単独2番手をキープ。ロウズとレイとの差を広げて、そのまま2位でチェッカーを受けた。
何度か順位を入れ替えながら、最終ラップまで続いたロウズとレイの接戦の3番手争いは、ロウズがトップで最終コーナーに進入したものの、インを突いたレイがロウズと接触。ロウズが転倒し、レイが3位でチェッカーを受けたが、この接触は審議対象となった。
序盤から接戦を繰り広げていたメランドリとトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)は最終ラップまで僅差のバトルを繰り広げ、メランドリがインディペンデントチームトップとなる4位に入賞。0.156秒差の5位にラズガットリオグルが入賞した。
中盤すぎまでメランドリ、ラズガットリオグルと競り合っていたトム・サイクス(BMW)は終盤に遅れて6位。7位にチャズ・デイビス(ドゥカティ)、8位にサンドロ・コルテセ(ヤマハ)、9位にレオン・ハスラム(カワサキ)、10位にマイケル・リナルディ(ドゥカティ)の順で続いた。
マーカス・ライターバーガー(BMW)が11位、ロリス・バズ(ヤマハ)が12位、レアンドロ・メルカド(カワサキ)が13位、トーマス・ブライドウェル(ドゥカティ)が14位、アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)が15位に入賞。
ロウズは再スタートして16位でゴール。清成 龍一(ホンダ)は19番グリッドからスタートし、17位でチェッカーを受けた。
ジョルディ・トーレス(カワサキ)は14周目まで9番手を走行していたが、ピットに入ってリタイア。高橋 裕紀(ホンダ)は17番手グリッドからスタート、18番手走行中の13周目の1コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わった。
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