MotoGP第6戦イタリアGP Moto3 2日目予選
2019/06/02
MotoGP第6戦イタリアGP、Moto3クラスは、イタリアのムジェロサーキットで2日目の予選を行ない、トニー・アルボリーノ(ホンダ)が1分56秒407でポールポジションを獲得した。
アルボリーノはFP3でトップタイムを記録してフリー走行総合トップでQ2に進出。フリー走行総合15番手以下のライダーによって争われたQ1でトップタイムを記録したのは、ラウル・フェルナンデス(KTM)。Q1の上位4名を加えた18名のライダーによって、気温24度、路面温度42度のドライコンディションでQ2は争われた。
セッション序盤をリードしたのは鈴木 竜生(ホンダ)。鈴木は開始4分すぎに1分57秒453を記録してリーダーボードのトップをキープする。2回目のコースインが始まると、残り2分を切ったところでガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)が1分57秒082を記録してトップに浮上。ロドリゴは続く周回でも1分57秒080とファステストを更新してトップをキープ。しかし、アルボリーノがラストアタックでオールタイムラップレコードとなる1分56秒407を記録。今シーズン初、グランプリ通算3回目のポールポジションをホームレースで獲得した。
ロドリゴが1分57秒080で2番手に続き、今シーズン2度目のフロントロウを獲得。ラストアタックで1分57秒276を記録したロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)が3番手に滑り込んだ。
Q1で4番手に入り、Q2に進出したアンドレア・ミーニョ(KTM)は1分57秒438を記録して4番手にジャンプアップ。鈴木は1分57秒453で5番手、チームメイトのニッコロ・アントネッリ(ホンダ)が1分57秒455で6番手、7番手に1分57秒525でロマーノ・フェナティ(ホンダ)が続いた。
鳥羽 海渡(ホンダ)はFP3で7番手につけ、Q2に進出。Q2では1回目のコースインで1分57秒533を記録。ラストアタックでタイム更新はならなかったものの、3列目8番グリッドを獲得。9番手に1分57秒551でマルコス・ラミレス(ホンダ)、10番手に1分57秒575でチャンピオンシップリーダーのアロン・カネト(KTM)が続いた。
佐々木 歩夢(ホンダ)はフリー走行総合26番手からQ1に進み、Q1では1分58秒235を記録してセッション5番手とQ2進出を逃し、19番グリッド。真崎 一輝(KTM)はフリー走行総合24番手からQ1に進み、Q1では1分58秒471を記録してセッション7番手、21番グリッドから決勝に臨む。ワイルドカード参戦の山中 琉聖(ホンダ)はフリー走行総合30番手でQ1に進み、Q1では1分58秒925で26番グリッドを獲得。
なお、Q2終了後、5番手の鈴木と6番手のアントネッリの二人に対し、コースインの際、ピットロード出口の信号が赤でコースに入ったことによるペナルティが課せられ、最速ラップがキャンセルとなり、セカンドベストタイムにより、鈴木が9番手、アントネッリがQ2セッション最下位の18番手に降格する見込み。
これにより、7番手のフェナティから、鳥羽、ラミレス、カネトの4名がそれぞれ2グリッド昇格、11番手のアロンソ・ロペス(ホンダ)から18番手のジョン・マクフィー(ホンダ)までの8名がそれぞれ1グリッドずつ昇格する見込みとなっている。また、24番手のジャン・オンジュ(KTM)がFP3でのスロー走行により、12グリッド降格のペナルティを受け、25番手以下のライダーは、それぞれ1グリッド昇格となる。
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