MotoGP第4戦スペインGP MotoGP 2日目予選
2019/05/05
MotoGP第4戦スペインGP、MotoGPクラスは、スペインのヘレス(ヘレスサーキット・アンヘル・ニエト)で2日目の予選を行ない、ファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)が1分36秒880でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)とフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)の二人を加えた12名のライダーによって、Q2は気温20度、路面温度30度のドライコンディションで争われた。
Q2の1回目のアタックでトップタイムを記録したのはマルク・マルケス(ホンダ)。マルケスは開始3分22秒で1分36秒970をマークする。クアルタラーロは2回目のアタックの計測2周目に、コースレコードを更新する1分36秒880をたたき出し、MotoGPクラス参戦4戦目で初ポールポジションを獲得。MotoGPクラスの最年少ポール記録を更新した。
2番手に1分36秒962でフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が続いた。モルビデリは終盤のアタックで1分36秒962を記録。ペトロナス・ヤマハSRTが予選ワンツーを獲得した。
マルケスは2回目のアタックで自己ベストを更新できず、1分36秒970で3番手となったが、開幕から4戦連続でフロントロウを獲得した。
4番手に1分37秒018でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が続き、Q1トップでQ2に進出したビニャーレスが1分37秒114で5番手にジャンプアップ。6番手に1分37秒175でカル・クロッチロウ(ホンダ)、7番手に1分37秒209でペトルッチの順で続いた。
中上 貴晶(ホンダ)はフリー走行総合7番手でQ2に進み、Q2前のFP4では6番手につけたが、Q2では2回目のアタックで記録した1分37秒332で3列目8番手を獲得した。
前戦のウイナー、アレックス・リンス(スズキ)は1分37秒351で9番手。Q1で2番手につけQ2に進んだバニャーヤは1分37秒384で10番手とMotoGPクラスベストグリッドを獲得し、ルーキートップとなった。
ホルヘ・ロレンソ(ホンダ)は2回目のアタックラップ中に2コーナーで転倒。1分37秒496で11番手。ジョアン・ミル(スズキ)が1分37秒514で12番手に続いた。
バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はQ1のセッション終盤まで2番手につけていたが、最後にバニャーヤに交わされてQ1を3番手で終え、Q2進出ならず、1分37秒371で13番手となった。ワイルドカード参戦のステファン・ブラドル(ホンダ)が1分37秒406で14番手に続き、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が1分37秒605で15番手。
16番手に1分37秒625でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、17番手に1分37秒798でポル・エスパルガロ(KTM)、18番手に1分37秒820でヨハン・ザルコ(KTM)、19番手に1分38秒357でブラッドリー・スミス(アプリリア)、20番手に1分38秒403でティト・ラバット(ドゥカティ)、21番手に1分38秒447でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、22番手に1分38秒894でミゲール・オリベイラ(KTM)、23番手に1分40秒042でハフィス・シャリン(KTM)の順で続き、アンドレア・イアンノーネ(アプリリア)はFP4で転倒を喫し、Q1をキャンセルした。
ファビオ・クアルタラーロ(1位)
「すごいアタックラップだった。限界まで攻めたよ。でも、マルクはもっと速いに違いないと思っていた。へレスは大好きなコース。信じられないし、へレスでは2回目のポールポジションなんだ」
フランコ・モルビデリ(2位)
「フィーリングがとてもよかった。昨日は少しハードな日となったが、今日は前進できた。すばらしい結果を達成したんだ。うまくスリップを使えた。ファンタスティックだ」
マルク・マルケス(3位)
「通常、へレスでは一発のアタックでは苦戦している。最後はフロントタイヤは使い切ってしまったが、この結果はハッピー。クアルタラーロにはおめでとうと言いたい。最年少ポール、へレスでの1分36秒8というラップタイム…、彼はいくつかの記録を塗り替えた。アメイジングだよ」
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