SBK第2戦タイ 決勝レース1
2019/03/16
SBK(スーパーバイク世界選手権)第2戦タイラウンドは、タイのチャーン・インターナショナルサーキットで2日目のスーパーポールと決勝レース1を行なった。
3回のフリー走行を総合トップで終えたのはアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)。バウティスタはフリー走行3回目でもトップタイムを記録。スーパーポールでもセッション序盤からリーダーボートのトップをキープすると、残り3分を切ったところで1分31秒912のファステストラップを記録。開幕戦に続いてレース1のポールポジションを獲得した。
ジョナサン・レイ(カワサキ)が1分32秒341で0秒429の2番手に続き、アレックス・ロウズ(ヤマハ)が1分32秒440で3番手とフロントロウを獲得。
レース1では、レイが好スタートを決めてバウティスタを抑えて先行。2周目の3コーナー手前でバウティスタがトップを奪うが、立ち上がりでレイとラインがクロスし接触。バウティスタがふらつく間にレイがトップを奪い返し、ロウズも2番手に浮上。バウティスタは3番手に後退する。
バウティスタは4周目の1コーナーでロウズを交わして2番手に復帰するが、この時点でトップを行くレイは約1秒のリードを取っていた。その後、レイはレース中盤の8周目までトップをキープしたものの、バウティスタが周回ごとにその差を縮めて背後に迫ると、9周目の3コーナー手前のストレートでトップに浮上した。
バウティスタは9周目にファステストラップとなる1分32秒724を記録し、少しずつレイとのリードを広げていく。レイもなんとか差を広げられないようについていくが、残り6周でその差が約1秒に広がり、その後もその差は拡大し、バウティスタが約8秒のリードを取って優勝した。開幕戦オーストラリア以来、バウティスタは負け知らずの4連勝を達成。レイが2位でゴールした。
3番手争いはロウズ、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、レオン・ハスラム(カワサキ)、マルコ・メランドリ(ヤマハ)の4人が中盤すぎまで接戦を展開。終盤に入ると、ハスラム、メランドリが激しいポジション争いを展開してロウズとファン・デル・マークから遅れ、表彰台争いはロウズとファン・デル・マークのチームメイト同士のバトルとなった。終始3番手争いをリードしていたロウズが3位表彰台を獲得。0.468秒差の4位にファン・デル・マークが入賞した。
終盤は5番手争いとなったハスラムとメランドリは、最後まで接戦を繰り広げ、ハスラムが5位、メランドリが僅差の6位に入賞。
7位にサンドロ・コルテセ(ヤマハ)、8位にマイケル・リナルディ(ドゥカティ)、9位にトム・サイクス(BMW)、10位にトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)の順で続いた。
ジョルディ・トーレス(カワサキ)が11位、レアンドロ・メルカド(カワサキ)が12位、レオン・キャミア(ホンダ)が13位、マーカス・ライターバーガー(BMW)が14位に入賞。チャズ・デイビス(ドゥカティ)は9周目の3コーナーで転倒、再スタートして15位となった。
ワイルドカード参戦のタイ人ライダー、ティティポン・ワーロコーン(カワサキ)は16位でゴール、アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)が17位に続いた。
清成 龍一(ホンダ)は17番グリッドからスタートし、8周を回ってピットに入りリタイア。ユージン・ラバティ(ドゥカティ)3周目の最終コーナーで転倒しリタイアに終わった。
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