MotoGP第1戦カタールGP_Moto2決勝
2019/03/11
MotoGP第1戦カタールGP、Moto2クラスは、カタールのロサイル・インターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、ロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは現地時間の18時20分にスタート。スタートでレースをリードしたのはチャビ・ビエルヘ(カレックス)。バルダッサーリは1周目を2番手で終えると、2周目にビエルヘを交わしてトップに浮上。5周目には2番手以下にコンマ5秒のリードを取り、レースをリードする。
後方ではポールスタートのマーセル・シュローター(カレックス)とレミー・ガードナー(カレックス)が接戦の2番手争いを展開。レース中盤になると、後方からファステストを更新してトーマス・ルティ(カレックス)が追い上げ、20周のレースの13周目には2番手争いに追いつく。
勢いに乗るルティは、ガードナー、シュローターを交わして17周目に2番手に浮上。この時点でコンマ8秒ほど先行するトップのバルダッサーリを追撃する。残り2周でルティはバルダッサーリの背後に迫り、最終ラップはテールtoノーズのバトルとなる。
最終コーナーをトップで立ち上がったのはバルダッサーリ。ルティはストレートでスリップにつき、前に出ようとするが、わずかに及ばず、0.026秒の僅差でバルダッサーリが逃げ切り、優勝を飾った。バルダッサーリの優勝は昨年のスペインGP以来、Moto2クラス通算3勝目となる。
ルティはMoto2クラス復帰戦で2位表彰台を獲得。3位争いは、ルティが先行した後、ガードナーとシュローターが接戦を繰り広げ、最終ラップの最終コーナーをガードナーが先に立ち上がったが、スリップから抜け出したシュローターが0.002秒差で3位表彰台を獲得。ガードナーは惜しくもグランプリ初表彰台を逃したものの、ウォームアップセッションではトップタイムを記録するなど、今シーズンの活躍を予感させるレースとなった。
僅差の5位にアウグスト・フェルナンデス(カレックス)が続き、サム・ロウズ(カレックス)は単独6位でゴール。、アレックス・マルケス(カレックス)が7位に、ルカ・マリーニ(カレックス)が8位に続き、Moto2ルーキーのエネア・バスティアニーニ(カレックス)が9位に入賞。ビエルヘはレース中盤にはトップ集団から遅れ、10位でゴールとなった。
長島 哲太(カレックス)は12番手走行中の3周目の1コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わった。
こんな記事も読まれています