SBK第2戦タイ 決勝レース2
2019/03/18
SBK(スーパーバイク世界選手権)第2戦タイラウンドは、タイのチャーン・インターナショナルサーキットでスーパーポールレース、決勝レース2を行なった。
レース2のグリッドを決めるスーパーポールレースは、現地時間13時に10周の予定で行なわれたが、トップ集団が7周目に入ったところで転倒車が出て赤旗が掲示され、6周目のコントロールライン通過順位でレース成立となった。
スーパーポールレースでは、2番グリッドからスタートしたジョナサン・レイ(カワサキ)が好ダッシュを見せ先行したが、すぐにアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)がトップに浮上。レイは3周目にファステストラップを記録してバウティスタを追ったものの、5周目にはその差が1秒以上に開き、バウティスタがトップでチェッカーを受け、レース2のポールポジションを獲得。2位にレイ、3位にアレックス・ロウズ(ヤマハ)の順で続いた。
レース2は現地時間16時にスタート。バウティスタは好スタートでトップに立つと、後続を引き離し、3周目には1秒5のリードを取って独走。20周のレースをゴールした時点で2位に約10秒の大差をつけて、開幕戦から6レース連続優勝(2戦連続レース1、スーパーポールレース、レース2で優勝)と圧倒的な速さを見せた。今年からSBK転向したバウティスタが駆るドゥカティのニューマシン、パニガーレV4Rも好調で、トップスピードではライバルに対して約10k/h前後のアドバンテージを誇っている。
レース2の2位にはレイが入賞したが、レース序盤の内にバウティスタを追うことができず、中盤すぎまでロウズと2番手争いを展開、終盤にロウズを振り切って2位に入賞した。レイは開幕から6レース連続2位。SBK4連覇を果たしているレイを持ってしても、バウティスタ+ドゥカティの勢いを止めることは難しいようだ。
3位にロウズが入賞。ロウズはレース1、スーパーポールレース、レース2と連続3位に入賞したが、レース2では中盤すぎまでレイを追ったものの終盤に遅れ、単独3位でゴール。
4番手争いは、レース終盤までマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、レオン・ハスラム(カワサキ)、マルコ・メランドリ(ヤマハ)の3人が接戦を展開。序盤からこの集団をリードしたファン・デル・マークが終盤までポジションをキープして4位に入賞。ハスラムとメランドリはレース1と同様に接戦のポジション争いを展開したが、中盤すぎにハスラムが前に出ると、そのまま5位でゴール、僅差の6位にメランドリが続き、メランドリはインディペンデントチームのトップとなった。
ルーキーのサンドロ・コルテセ(ヤマハ)は序盤は4番手争いの集団につけていたが、中盤以降遅れ、単独7位でゴール。8位にマイケル・リナルディ(ドゥカティ)が続き、9位にトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)、10位にジョルディ・トーレス(カワサキ)が入賞した。
11位にマーカス・ライターバーガー(BMW)、清成 龍一(ホンダ)はスーパーポールレースは2周目にトラブルでリタイアに終わり、レース2は17番グリッドからスタートとなったが、12位に入賞。13位にアレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)が続いた。
スーパーポールレースで8位に入り、8番グリッドからスタートしたチャズ・デイビス(ドゥカティ)はマシンのポテンシャルを生かして序盤に5番手に浮上したが、8周目にマシントラブルでリタイア。トム・サイクス(BMW)も3周目にマシントラブルが発生し、マシンを止めてリタイア。
レアンドロ・メルカド(カワサキ)はレース2はスタートできずリタイア。ユージン・ラバティ(ドゥカティ)はスーパーポールレースでスタートできずリタイア。レース2も出走しなかった。
レオン・キャミア(ホンダ)とティティポン・ワーロコーン(カワサキ)はスーパーポールの7周目の3コーナーで赤旗の原因となる接触転倒。二人共、レース2に出走しなかった。
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