MotoGP第2戦アメリカズGPのフリー走行1日目が、アメリカのテキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行なわれた。初日は各クラス天候に恵まれ、午前中の1回目、午後の2回目のフリー走行共にドライコンディションで開催された。
MotoGPクラスではマルク・マルケス(ホンダRC213V)が2分03秒490で初日総合トップに立った。1回目トップのマルケスは、2回目でも開始4分過ぎにリーダーボードのトップに立つと、13分過ぎ、24分過ぎと自己ベストを更新。昨年マルケス自身が予選で記録したポールタイムにコンマ4秒差のタイムを記録。2番手に約1秒の差をつけると、2回目もセッショントップで終えて初日を完全制覇した。
総合2番手に2分04秒495でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)。ドビジオーゾは1回目5番手、2回目2番手と好調ぶりをアピール。2回目の最後のアタックではソフトコンパウンドのタイヤを履いてタイムを更新した。総合3番手に2分04秒623でダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)。ペドロサは1回目、2回目共に3番手と安定した結果を残している。1回目9番手のアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)が2回目に2分04秒669を記録してセッション4番手で終え、初日総合でも4番手に躍進。
バレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)は1回目4番手、2回目5番手で、2回目に記録した2分04秒793で総合5番手。総合6番手で2分04秒844のアレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)がオープンクラスのトップに立つ。総合7番手に2分04秒870でステファン・ブラドル(ホンダRC213V)。ホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)は1回目12番手、2回目8番手で2回目に記録した2分04秒976で総合8番手と苦戦している。
総合9番手に2分04秒981でカル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)。総合10番手に2分05秒366でブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)の順で続き、アルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)が2分05秒453で総合11番手。ポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)が2分05秒672で総合12番手。
総合13番手に2分05秒937でスコット・レディング(ホンダRCV1000R)。総合14番手に2分06秒188でニッキー・ヘイデン(ホンダRCV1000R)。総合15番手に2分06秒376でヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)。総合16番手に2分06秒880でコーリン・エドワーズ(フォワード-ヤマハ)。青山 博一(ホンダRCV1000R)は1回目18番手、2回目17番手、2分07秒034で総合17番手となった。
以下、総合18番手に2分07秒053でカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)。総合19番手に2分07秒211でエクトル・バルベラ(FTR)。総合20番手に2分08秒379でダニロ・ペトルッチ(ART)。総合21番手に2分08秒973でマイケル・ラバティ(PBM)。総合22番手に2分09秒004でブロック・パークス(PBM)、総合23番手に2分09秒247でマイク・デ・ミオ(FTR)の順で初日を終えた。
Moto2クラスでは、ヨハン・ザルコ(ケータハム・スーター)が2分10秒839で初日総合トップに立った。1回目トップのザルコは、2回目でもセッション終盤に2回自己ベストを更新。昨年のポールタイムに迫る2分10秒台をただ一人記録して、初日を完全制覇した。
総合2番手に2分11秒086でドミニケ・エジャーター(スーター)。エジャーターは1回目4番手から、2回目はセッション終盤にリーダーボードのトップにつけたが、最終的にザルコに逆転されてセッション2番手。上位2台をスーター勢が占めており、昨年のレースでもスーターが優勝しているので、マシン的にはスーターにわずかなアドバンテージがありそうだ。
ポイントリーダーのエステブ・ラバット(カレックス)は1回目、2回目共に3番手で、2回目に記録した2分11秒147で総合3番手に。Moto2ルーキーのマーベリック・ビニャーレス(カレックス)は2分11秒156で総合4番手につけた。
総合5番手に2分11秒160でハビエル・シメオン(スーター)。総合6番手に2分11秒329でミカ・カーリョ(カレックス)。総合7番手に2分11秒444でルイス・サロム(カレックス)。中上 貴晶(カレックス)は1回目6番手、2回目8番手、2回目に記録した2分11秒502で総合8番手。
総合9番手に2分11秒610でリカルド・カルダス(テック3)。総合10番手に2分11秒694でシモーネ・コルシ(フォワード・KLX)が続き、COTA初走行の長島 哲太(TSR)は2分15秒141で34台中総合31番手となった。
Moto3クラスは、エフレン・バスケス(ホンダ)が2分16秒696で初日総合トップ。1回目で2番手につけていたバスケスは、2回目ではセッション序盤からリーダーボードのトップを争い、残り15分を切ったところでファステストラップを更新。初日総合トップに立った。
1回目3番手のジャック・ミラー(KTM)は2回目でもバスケスとトップを争い、セッション中盤にはリーダーボードのトップにつけていたものの、逆転されてセッション2番手に終わり、総合でも2分16秒825で初日2番手となった。
総合3番手に2分17秒275でイサック・ビニャーレス(KTM)、総合4番手に2分17秒317でヤコブ・コンフェイル(KTM)。1回目でトップにつけていたアレックス・リンス(ホンダ)は、2回目で自己ベストを更新する2分17秒454を記録したもののセッション5番手に終わり、総合でも5番手となった。
総合6番手に2分17秒723でニッコロ・アントネッリ(KTM)。アレックス・マルケス(ホンダ)は2分17秒878で総合7番手に。総合8番手に2分18秒252でファン・ゲバラ(カレックス‐KTM)。総合9番手に2分18秒408でアレナ・バスティアニーニ(KTM)。総合10番手に2分18秒435でエリック・グラナド(KTM)の順で続いた。