SBK第12戦アルゼンチン 決勝レース1
2018/10/14
レイが優勝、カワサキがマニファクチャラーズタイトルを獲得
SBK(スーパーバイク世界選手権)第12戦アルゼンチンラウンドは、アルゼンチンのサーキット・サンファン・ビリクムで決勝レース1を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
スーパーポール2でポールポジションを獲得したのはマルコ・メランドリ(ドゥカティ)。レイは予選2番手だった。
レース1は気温21度、路面温度35度のドライコンディションで争われたが、やや雲が多い中でのレースとなり、レース中盤にはセクター4区間付近で雨が落ち始める。ただし、雨が本降りとなることはなく、路面はドライコンディションのまま続行された。
ポールスタートのメランドリが好スタートでトップで1コーナーに飛び込むが、1コーナー立ち上がりのラインがワイドとなり、その間にレイがトップに浮上。3周目には2番手以下に約1秒のリードを取ると、レイは周回ごとにその差を広げて単独トップをキープ。中盤にはその差を約3秒に広げ、そのまま今シーズン15勝目をマーク、この勝利により、カワサキはマニファクチャラーズタイトルを確定した。
メランドリはレイからは遅れたものの、終始2番手をキープ。そのままチェッカーを受け、今シーズン9回目の表彰台を獲得した。
3位争いは中盤から4人のライダーのバトルとなり、14周目の1コーナーで3番手に浮上したトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)がそのままポジションをキープして3位に入賞。イギリス(ドニントンパーク)ラウンド以来となる表彰台を獲得した。
チャビ・フォレズ(ドゥカティ)が4位に入賞。僅差の5位にユージン・ラバティ(アプリリア)、6位にトム・サイクス(カワサキ)の順で続いた。
アレックス・ロウズ(ヤマハ)が7位、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)が8位に入賞。ファン・デル・マークからは離されてしまったものの、最終ラップまで続いた9番手争いをロリス・バズ(BMW)が制して9位入賞。レオン・キャミア(ホンダ)は最終ラップにバズの先行を許し、10位入賞となった。
フローリアン・マリーノ(ホンダ)が11位、ロマン・ラモス(カワサキ)が12位に、マキシミリアン・シェイブ(MVアグスタ)が13位に、ガブリエル・ルイユ(カワサキ)が14位に入賞。
ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)は8番手走行中の14周目にマシントラブルでリタイア。チャズ・デイビス(ドゥカティ)は6番手走行中の13周目の8コーナーで転倒リタイア。ジェイク・ガニエ(ホンダ)は7周目の5コーナーで転倒リタイア、ホームレースのレアンドロ・メルカド(カワサキ)は9番手走行中の4周目の10コーナーで転倒、再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイア。ヤコブ・シュムルツ(ヤマハ)はサイティングラップでマシントラブルが発生、そのままリタイアに終わった。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、ルーカス・マヒアス(ヤマハ)が1分43秒026でポールポジションを獲得した。マヒアスは今シーズン5回目のポールポジション獲得、最終戦を待たずに、予選結果のランキングであるティソ スーパーポールアワードを獲得。
2番手に1分43秒328でチームメイトのフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)が続き、3番手に1分43秒399でサンドロ・コルテセ(ヤマハ)。予選7番手までをヤマハ勢が独占した。大久保 光(カワサキ)はフリー走行総合17番手からスーパーポール1に進んだが、スーパーポール1では1分45秒328でセッション6番手とスーパーポール2に進めず、16番手から決勝レースに臨む。
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