SBK第12戦アルゼンチン 決勝レース2
2018/10/15
レイがダブルウインを達成
SBK(スーパーバイク世界選手権)第12戦アルゼンチンラウンドは、アルゼンチンのサーキット・サンファン・ビリクムで決勝レース2を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
レース2は気温24度、路面温度43度のドライコンディションで争われた。レース1の結果により、ポールポジションからスタートしたチャビ・フォレズ(ドゥカティ)が好スタートでレースをリード。フォレズはレース前半の8周目までトップをキープする。
レース1で優勝したレイは9番グリッドからスタート。1周目に5番手まで浮上するが、序盤は4番手争いのバトルの中で前に出ることができず、その間にフォレズがトップを独走する。しかし、3周目に3番手に浮上したレイは、前を行く2番手のトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)との差を縮めると、4周目に2番手に浮上。この時点でトップを行くフォレズとの差は約2秒7あったが、この差を周回ごとに縮め、8周目にフォレズの背後まで迫ると、9周目の1コーナーでフォレズを交わしてトップに浮上。そこからリードを広げ、中盤の10周目に約1秒、12周目には2秒以上のリードを取り、その後も独走。終盤には2番手以下に5秒以上のリードを取り、そのままトップでチェッカーを受け、レース1に続いてダブルウインを達成した。
フォレズは終盤に追い上げてきたマルコ・メランドリ(ドゥカティ)に接近されたものの、ポジション争いに発展するまでには至らず、そのまま2位でチェッカーを受け、今シーズン5回目の表彰台を獲得。最終戦を残して、インディペンデントチームのランキングトップを確定させた。
中盤以降追い上げ、16周目に3番手に浮上したメランドリが3位表彰台を獲得。4位にチャズ・デイビス(ドゥカティ)、5位にトム・サイクス(カワサキ)、6位にアレックス・ロウズ(ヤマハ)の順で続いた。
序盤2番手を走行し、中盤まで3番手をキープしていたラズガットリオグルは終盤に後続のライダーに次々に交わされて7位でゴール。8位にロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)、9位にマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、10位にジェイク・ガニエ(ホンダ)の順で入賞した。
ロリス・バズ(BMW)が11位に続き、ホームレースのレアンドロ・メルカド(カワサキ)は12位に入賞。ロマン・ラモス(カワサキ)が13位、ガブリエル・ルイユ(カワサキ)が14位に入賞した。
マキシミリアン・シェイブ(MVアグスタ)はピットに戻ってリタイア、レオン・キャミア(ホンダ)もピットに戻ってリタイア。ユージン・ラバティ(アプリリア)は2番手走行中の3周目の6コーナーで転倒しリタイア。ヤコブ・シュムルツ(ヤマハ)は2周目の14コーナーで転倒リタイア、フローリアン・マリーノ(ホンダ)は2周目の6コーナーで転倒リタイアに終わった。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスではジュール・クルゼール(ヤマハ)が優勝。2位にサンドロ・コルテセ(ヤマハ)、3位にルーカス・マヒアス(ヤマハ)が入賞した。大久保 光(カワサキ)は16番グリッドから好スタートを切り、7周目には9番手に浮上。最終ラップまで3人により展開された8番手争いに競り勝ち、カワサキ勢最上位となる8位に入賞した。
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