MotoGP第15戦タイGP MotoGP決勝
2018/10/07
マルケスが接戦を制して7勝目
MotoGP第15戦タイGP、MotoGPクラスは、タイのチャーン・インターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温32度、路面温度49度のドライコンディションで争われた。
ポールポジションからスタートしたマルケスのリードでレースは始まり、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)がマルケスに続く。
5周目に1コーナーを立ち上がったロングストレートで、ロッシがマルケスのスリップから抜け出し、トップに浮上。最終コーナーではドビジオーゾがマルケスを交わして2番手に浮上する。
ロッシは10周目までトップ争いをリードするが、11周目のストレートでドビジオーゾがトップに立ち、続いてマルケスもロッシを交わして2番手に浮上。ロッシは3番手に後退する。これにカル・クロッチロウ(ホンダ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続き、5人がトップ集団を形成する。
中盤以降はドビジオーゾがトップ争いをリード。16周目あたりからクロッチロウとビニャーレスが遅れ、トップ争いはドビジオーゾ、マルケス、ロッシの3人のバトルとなるが、一度は遅れたビニャーレスが、クロッチロウを交わして4番手に浮上すると、トップを争う3人に迫り、終盤の20周目にはロッシを交わして3番手に浮上する。
終盤はドビジオーゾ、マルケスが接戦を展開。23周目の3コーナーでマルケスはドビジオーゾを交わしてトップに浮上するが、ラインに乗れず、ドビジオーゾが逆転。続く24周目には8コーナーで勝負をかけたマルケスが前に出るが、ドビジオーゾもすぐにトップを奪還。二人がバトルを繰り広げる間に、ビニャーレスがさらに接近する。
25周目の8コーナーでマルケスが再びトップに立つが、最終コーナー進入ではドビジオーゾがトップに。最終ラップまでもつれたトップ争いは、最終コーナーで決着。最終コーナーでドビジオーゾがマルケスのインを突くが、ラインに乗れず、インから立ち上がったマルケスが、僅差でゴールラインを通過。前戦アラゴンGPに続いて、今シーズン7勝目を記録した。ドビジオーゾが僅差の2位、ビニャーレスが3位で続いた。
マルケスの勝利でドビジオーゾとのポイント差は77ポイントに拡大。残り4戦、次戦の日本GPでマルケスのタイトル確定の可能性が高まった。
ビニャーレスはドイツGP以来となる表彰台を獲得。ロッシも4位で続き、ヤマハ勢に復調の兆しが見えた。
インディペンデントチームトップの5位にヨハン・ザルコ(ヤマハ)が入賞。6位にアレックス・リンス(スズキ)が続き、クロッチロウは7位でゴール。8位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、9位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、10位にジャック・ミラー(ドゥカティ)の順で続いた。
アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が11位、ハフィス・シャリン(ヤマハ)が12位、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が13位、フランコ・モルビデリ(ホンダ)が14位、ブラドリー・スミス(KTM)が15位に入賞。
16位にスコット・レディング(アプリリア)、17位にカレル・アブラハム(ドゥカティ)、18位にハビエル・シメオン(ドゥカティ)、19位にジョルディ・トーレス(ドゥカティ)、20位にトーマス・ルティ(ホンダ)、21位にポル・エスパルガロ(KTM)の順で続き、中上 貴晶(ホンダ)は3周目の最終コーナーで転倒、再スタートして22位でチェッカーを受けた。
ダニ・ペドロサ(ホンダ)は5番手まで浮上した19周目の5コーナーで転倒、リタイアに終わった。
こんな記事も読まれています