MotoGP第15戦タイGP Moto3決勝
2018/10/07
ジャンアントニオがグランプリ2勝目
MotoGP第15戦タイGP、Moto3クラスは、タイのチャーン・インターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)が優勝した。 Moto3クラスの決勝レースは気温31度、路面温度52度のドライコンディションで争われた。スタートからチェッカーまで大集団のトップ争いが展開。ポールポジションからスタートしたマルコ・ベゼッチ(KTM)が序盤からレースをリードするが、ジャンアントニオも、積極的にトップをねらい。ロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)らと何度もトップを入れ替えながら周回を重ねていく。
転倒者が続出する中、レース終盤に入っても、大きな集団の中でトップ争いが展開されるが、トップ争いをリードしていたのはジャンアントニオ、ベゼッチ、ダラ・ポルタ。
ジャンアントニオがトップで最終コーナーに進入、ダラ・ポルタ、ベゼッチの順で続くが、ベゼッチのインを突いて前に出ようとしたエネア・バスティアニーニ(ホンダ)がアウト側にいたベゼッチを巻き込んで転倒。ジャンアントニオがトップでチェッカーを受け、僅差の2位にダラ・ポルタが続いた。
ジャンアントニオはチェコGP以来、グランプリ通算2勝目を記録。ダラ・ポルタは今シーズン3回目の表彰台を獲得した。3位にデニス・フォッジア(KTM)が入賞し、グランプリ初表彰台を獲得。
左手を痛めているホルヘ・マルティン(ホンダ)はトップ集団につけたものの、トップに立つことはなく周回を続けたが、ベゼッチ、バスティアニーニの転倒もあり4位でゴール。ベゼッチがリタイアに終わったことで、チャンピオンを争うマルティンとベゼッチのポイント差は26ポイントに広がった。
5位にガブリエル・ロドリゴ(KTM)、6位にビンセント・ペレス(KTM)、7位にニッコロ・ブレーガ(KTM)、8位にマルコス・ラミレス(KTM)の順で続き、ワイルドカード参戦のソムキャット・チャントラ(ホンダ)が9位に入賞。10位にヤコブ・コンフェイル(KTM)が続いた。 鳥羽 海渡(ホンダ)は中盤すぎまで20番手付近を走っていたが、上位の転倒もあり、12位に入賞。
フロントロウからスタートした真崎 一輝(KTM)は序盤からトップ争いに加わり、トップ集団の中で周回を重ねていたが、14周目の8コーナーでマルティンに接触されて転倒、再スタートして20位でゴールした。
佐々木 歩夢(ホンダ)も序盤からトップ集団に加わり、3番手につけていたものの、14周目の5コーナーで転倒、リタイアに終わった。鈴木 竜生(ホンダ)は5周目の最終コーナー立ち上がりで、チームメイトのニッコロ・アントネッリ(ホンダ)に接触されて転倒リタイアに終わった。
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