SBK第12戦ヘレス 決勝レース1
2017/10/22
SBK(スーパーバイク世界選手権)第12戦ヘレスラウンドは、スペインのヘレスサーキットで決勝レース1を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
予選ポールポジションを獲得したのはマルコ・メランドリ(ドゥカティ)。レース1は気温25度、路面温度35度のドライコンディションで争われた。
20周の予定でスタートしたレースだが、1周目のバックストレートエンドの6コーナー(ドライサックコーナー)で、ラファエル・デ・ローザ(BMW)とアイルトン・バドビーニ(カワサキ)が相次いで転倒、赤旗中断となる。
レースは約8分間の中断の後、1周減算の19周で再スタート。レイが好スタートでレースをリードし、ポールスタートのメランドリが2番手で続く。レイは2周目には新レコードをマークする快走を見せるが、メランドリも離されず、3番手にトム・サイクス(カワサキ)、4番手にチャズ・デイビス(ドゥカティ)が続き、4人がトップ集団を形成する。
7周目の9コーナーでメランドリがレイを交わしてトップに浮上すると、次の周には1秒以上のリードを築き、そこから単独トップに立つ。メランドリはレース終盤の15周目までレースをリード。15周目に新コースレコードとなるファステストラップを記録するが、直後の16周目の1コーナー立ち上がりでスローダウン。マシントラブルに見舞われてリタイアを余儀なくされる。これでレイがトップに浮上。そのまま後続に約2秒のリードを取って、今シーズン13勝目をマークした。
デイビスとサイクスが最終ラップまで2位争いを繰り広げたが、デイビスが逃げ切り2位入賞。サイクスが3位に入賞した。
4位にアレックス・ロウズ(ヤマハ)、5位にマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)が入賞。久しぶりにSBK復帰となったシルバン・ギュントーリ(カワサキ)がは6位入賞。ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)がは7位、ユージン・ラバティ(アプリリア)が8位、チャビ・フォレズ(ドゥカティ)が9位、ロマン・ラモス(カワサキ)が10位に続いた。
ポルティマオラウンドに続いて、レッドブル・ホンダ・ワールドスーパーバイクチームより2回目のSBK参戦となる高橋 巧(ホンダ)は、予選21番手からスタート。決勝では、18位走行中の4周目の最終コーナーで転倒を喫したものの、再スタートして16位でチェッカーを受けた。
こんな記事も読まれています