SBK第4戦オランダのレース1はジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
気温10度、路面温度17度でスタートした21周のレース1。好スタートを切ってホールショットを奪ってレースをリードしたのはチャズ・デイビス(ドゥカティ)。背後につけたトム・サイクス(カワサキ)が積極的にアタック。ラインがクロスするシーンもあったが、デイビスがそのままオープニングラップを制する。デイビスはレイとの熾烈な2位争いを開始。レイはサイクスに並びかけるがサイクスは2番手を譲らない。その間にデイビスが逃げ始める。
2周目にレイがサイクスを攻略してデイビスを追い始める。デイビスはレコードをたたき出しながら逃げる。レイはデイビスが出したレコードを即座に塗り替えてデイビスのテールにつく。この2台をサイクス、マルコ・メランドリ(ドゥカティ)が追いかけ、4台は後続を大きく引き離してトップ集団を形成。
レイは必死で逃げるデイビスの背後にぴたりとつけたまま周回を重ねる。サイクスは何とかこの2台に食らいつくが、メランドリは徐々にトップ争いから脱落していく。
膠着状態のまま周回が進む。残り5周でついにサイクスが遅れ出し、デイビスとレイの一騎打ちに突入。
残り4周。レイがついにデイビスの前に出た。しかしデイビスが差し替えしてトップの座を死守。
残り3周。またしても順位を入れ替える2台。
残り2周。今度はトップに出たレイはデイビスをブロック。デイビスは各コーナーでレイのすきをねらう。しかし最終コーナーでデイビスのマシンに異変が発生。ラインを外した挙げ句、マシンを止めてしまう。これで敵がいなくなったレイはラストラップを悠々と独走して今季6勝目を獲得。サイクスが2位でゴールしてカワサキがワンツーフィニッシュ。メランドリが3位表彰台を獲得した。