MotoGP第3戦アメリカズGP Moto3決勝
2017/04/24
MotoGP第3戦アメリカズGP、Moto3クラスは、アメリカのテキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で決勝レースを行ない、ロマーノ・フェナティ(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは18周の予定でスタート、ポールポジションからスタートしたアロン・カネト(ホンダ)が好スタートを切り、2周目には2番手以下に約1秒のリードを取って快走する。ところが2周目の14コーナーで鳥羽 海渡(ホンダ)が転倒、セッションは赤旗中断となる。レースは約10分間の中断を挟んで、12周で再開されることになり、グリッドは最初のスタートどおりとなった。鳥羽もマシンの修復がぎりぎりで間に合い、、ピットスタートでレースに参加した。
再スタートしたレースではカネトがトップに立つが、フェナティが食い下がり、序盤からポジションを入れ替えながら接戦のトップ争いを展開。4周目のセクター2、セクター3でファステストを記録したカネトはフェナティを振り切ろうとするが、最終コーナーでハイサイド転倒、リタイアに終わった。
これでフェナティが単独トップに立つと、後続とのリードを広げ、独走で今シーズン初優勝を達成。昨年のシーズン中盤にチームを解雇されシートを失ったフェナティにとって、昨年のアメリカズGP以来約1年ぶりの勝利となった。
2番手争いは、中盤までホルヘ・マルティン(ホンダ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)、ホアン・ミル(ホンダ)、ニッコロ・ブレーガ(KTM)の4人が接戦を繰り広げたが、終盤になって、後続のエネア・バスティアニーニ(ホンダ)、ジョン・マクフィー(ホンダ)、フアンフラン・ゲバラ(KTM)、フィリップ・エッテル(KTM)の4人が追いつき、8人による接戦となる。
この中からマルティンが2位でゴール。最終コーナー進入で一度はマルティンの前に出たジャンアントニオだったが、立ち上がりで交わされ3位に入賞した。
僅差の4位にバスティアニーニ、5位にブレーガ、6位にゲバラ、7位にマクフィーの順で続き、ミルは終盤にポジションを落とし、8位となったが、ポイントリーダーの座はキープした。9位にエッテルが続き、10位にダリン・ビンダー(KTM)が入賞。
佐々木 歩夢(ホンダ)は18位でチェッカーを受け、鈴木 竜生(ホンダ)は中盤までポイント圏内を争いながら、10周目にマシントラブルでリタイアとなった。鳥羽は再スタートレースの4周目の2コーナーで転倒を喫し、リタイアとなった。
こんな記事も読まれています