MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGP 2日目予選
2017/04/23
MotoGP第3戦アメリカズGP、MotoGPクラスは、アメリカのテキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で2日目の予選を行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が2分02秒741でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行で総合トップに立ったのはフリー走行3回目でトップタイムを記録したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。フリー走行3回目は曇り空の下、気温、路面温度共に初日の同じ時間帯に行なわれたフリー走行1回目より低く、セッション序盤から転倒者が続出。
まず、セッション開始直後にアレックス・リンス(スズキ)が2コーナーでハイサイド転倒、リンスはメディカルセンターに運ばれレントゲン検査の結果、左手首の骨折が判明し、今レースを欠場することになった。
リンスの転倒直後には、同じ2コーナーでアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が転倒。さらに14コーナーでアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、2コーナーでアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)と転倒が続く。
セッション中盤に差し掛かったところで、サム・ロウズ(アプリリア)が2コーナーで転倒。さらに残り15分を切ったところで、18コーナーでマルケス、19コーナーでアンドレア・イアンノーネ(スズキ)が相次いで転倒。マシンを乗り換えて走行を続行していたアレイシ・エスパルガロは、セッション終盤の残り15分を切ったところで再び14コーナーで2度目の転倒を喫してしまった。
さらにマルケスもマシンを乗り換えてコースイン後、終盤の残り7分で今度は15コーナーで2度目の転倒。幸いマルケスにダメージはなかったが、ビニャーレスがセッション終了間際に初日のマルケスのタイムを更新して、フリー走行3回の総合トップでQ2に進出。マルケスは2番手でQ2に臨むことになったが、予選セッション前の最後のフリー走行4回目ではマルケスがトップタイムを記録した。
総合11番手以下のライダーによって争われるQ1では、ジャック・ミラー(ホンダ)がトップタイムを記録、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が2番手に続き、この二人を加えた12名のライダーによって、Q2は気温19度、路面温度30度のドライコンディションで争われた。
マルケスはQ2の一回目のアタックでリーダーボードのトップに立つと、2周連続でファステストを記録。セッション終了間際にビニャーレスがマルケスを逆転したが、マルケスは最後のアタックで2分02秒741を記録、COTAでは5年連続となるポールポジションを獲得した。ビニャーレスは2分02秒871で2番手に。マルケスとビニャーレスの二人が2分02秒台を記録した。
最後のアタックで2分03秒673を記録したバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が3番手に続き、ロッシは今シーズン初フロントロウを獲得。同じく最後のアタックで2分03秒866を記録したダニ・ペドロサ(ホンダ)が4番手に続いた。ペドロサはフリー走行4回目で転倒を喫したが、ダメージはなかった。
ルーキートップ、インディベンデントチームトップとなる5番手にヨハン・ザルコ(ヤマハ)が続いた。ザルコは終盤のアタックで2分03秒928を記録して一時3番手まで浮上したが、最後にロッシとペドロサに逆転され5番手に。Q1で2番手につけ、今シーズン初のQ2となったホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は2分04秒151で6番手とジャンプアップに成功。ドゥカティに移籍してベストグリッドを獲得。
フリー走行4回目のセッション序盤と終盤にマシントラブルに見舞われたアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)は2分04秒431で7番手に。8番手に2分04秒623でジョナス・フォルガー(ヤマハ)が続き、カル・クロッチロウ(ホンダ)はQ2セッション終盤に11コーナーで転倒を喫し、2分04秒661で9番手に。10番手に2分04秒673でスコット・レディング(ドゥカティ)が続いた。
アンドレア・イアンノーネ(スズキ)は15コーナーで転倒、2分05秒741で11番手。Q1からQ2に進出したジャック・ミラー(ホンダ)はセッション序盤に2コーナーで転倒、すぐに再スタートしたものの、2分05秒970で12番手となった。
以下、Q1の結果順にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が2分05秒221で13番手、ロリス・バズ(ドゥカティ)が2分05秒231で14番手。バズはQ1の最後のアタックで区間自己ベストを更新してQ2進出をねらったが、最終コーナー立ち上がりでマシンから振り落とされそうになり、立て直したものの、タイム更新できなかった。
エクトル・バルベラ(ドゥカティ)が2分05秒541で15番手、ティト・ラバット(ホンダ)が2分05秒920で16番手、カレル・アブラハム(ドゥカティ)が2分05秒931で17番手、ブラドリー・スミス(KTM)が2分06秒258で18番手、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が2分06秒295で19番手、サム・ロウズ(アプリリア)が2分07秒232で20番手に続き、ポル・エスパルガロ(KTM)はQ1のセッション序盤に2コーナーで転倒、2分07秒601で21番手に終わった。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はQ1の序盤に1コーナーで転倒、タイムを記録できず、22番手に終わった。
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