MotoGP第2戦アルゼンチンGP Moto2決勝
2017/04/10
MotoGP第2戦アルゼンチンGP、Moto2クラスは、アルゼンチンのアウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで決勝レースを行ない、フランコ・モルビデリ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは曇り空の下、気温20度、路面温度26度のドライコンディションで争われた。
スタート直後の1コーナーで、22番グリッドからジャンプアップをねらっていた中上 貴晶(カレックス)が混戦の中で前車と接触し転倒。アウト側にいたレミー・ガードナー(テック3)が巻き込まれて転倒してしまう。中上はマシンを起こして再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアとなった。
レースはモルビデリがトップに立ち、チームメイトのアレックス・マルケス(カレックス)が2番手に続き、1周目から後続を引き離してリード。ポールスタートのミゲール・オリベイラ(KTM)が3番手に続く。モルビデリとマルケスは1周目を終えて、3番手のオリベイラに約1秒のリードを取り、周回を重ねるごとにその差を広げていく。
モルビデリはその後もトップをキープ。マルケスがコンマ5秒前後の差でモルビデリについて行き、二人はポジションを入れ替えることはなく、周回を重ねていく。
動きがあったのは終盤に入ってから。マルケスがモルビデリとの差を縮め、残り2周となった21周目のバックストレートエンドで、スリップから抜け出したマルケスが前に出る。しかし、やや突っ込み過ぎたマルケスがふくらむ間にモルビデリがトップを奪い返し、テールtoノーズのまま終盤戦を迎える。逃げるモルビデリ、追うマルケスの攻防は、最終ラップの7コーナーで、マルケスがハイサイド転倒により決着。モルビデリが開幕2連勝を飾り、マルケスの転倒でオリベイラが2位でゴール。KTMシャーシのマシンで初表彰台を獲得した。3位に序盤から単独4番手を走っていたトーマス・ルティ(カレックス)が、マルケスの転倒により表彰台を獲得。
4位にロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)が続き、、9人のライダーによる接戦のポジション争いとなった5番手争いをチャビ・ビエルヘ(テック3)が制して5位に入賞。6位にシモーネ・コルシ(スピードアップ)、7位にフランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)、8位にサンドロ・コルテセ(スーター)、9位にブラッド・ビンダー(KTM)、10位にハーフィス・シャハリン(カレックス)の順で続いた。長島 哲太(カレックス)は19位で完走した。マルケスは転倒後、再スタートし、21位でチェッカーを受けた。
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