鈴鹿2&4で開幕した全日本JSB1000クラス。200キロのセミ耐久で、鈴鹿8耐参戦権を賭けたトライアウトも兼ねた大会は、69台のエントリーを集めた。
決勝進出52台をかけた予選は、二組に分かれて35分ずつの計時形式で行なわれた。
昼過ぎに始まったA組予選ではセッション開始早々に清成龍一(MORIWAKI MOTUL RACING)が転倒。続いて秋吉耕佑(au&テルル・Kohara RT)が転倒という大波乱。一方、タイムアタック合戦を展開したのは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)と高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)。しかし中須賀が2分5秒台をマークしたところで勝負は決着。高橋は2分6秒1までタイムを詰めたものの、2分5秒台に入れることはできず、中須賀にA組トップを譲った。
B組でもルーキーの濱原颯道(ヨシムラスズキMOTUL)、松﨑克哉(Kawasaki Team GREEN)らが転倒。そんな中でリーダーボードのトップに立ったのはカワサキに移籍した渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)。しかしタイムは2分6秒8にとどまり、総合では4番手。予選は中須賀の圧勝で終了した。
中須賀、高橋に次いで3番手グリッドを獲得したのは藤田拓哉(YAMALUBE RACING TEAM)。昨日転倒を喫して体を痛めた津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)は渡辺一馬に次ぐ5番手だった。
また、8耐トライアウト参戦で注目の伊藤真一(Team SuP Dream Honda)は2分9秒1をたたき出して予選14番手となった。