2016 MotoGP第15戦日本GPの決勝が10月16日にツインリンクもてぎで開催され、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが2位でフィニッシュし、表彰台に
登壇した。
また、ドゥカティ・チームのオフィシャルライダーとしてのデビュー戦となったバルベラは、3列目からのスタート。途中クラッシュしマシンにダメージを負いながらも再スタートを切り、17位でフィニッシュした。イアンノーネの骨折はまだ完全に回復していないため、バルベラはフィリップ・アイランドで開催される次戦のオーストラリアGPでもデスモセディッチGPに乗る予定。
■アンドレア・ドビジオーゾ(予選4番手、決勝2位)
「今日は本当にタフなレースだった。スタートはよかったが、最初のコーナーでバレンティーノに行く手を阻まれてポジションを落として、上位3台と差ができてしまった。だが、冷静さを保って、周回を重ねる毎にロレンソとの差を詰めていった。余計なリスクは冒さないつもりだったが、もう少しでオーバーテイクできるというところで、彼がちょっとしたミスをしてクラッシュした。マシンフィールはとてもよかったし、自分のレース・マネージメントにも満足している。常にクラッシュの危険があったので、リスクは冒さなかった。それでもレースを通じてコンスタントなペースで周回できた。僕にとっても、ドゥカティにとっても重要なリザルトだ。今週はいい仕事ができた。マシンのベースはいいので、後はもう少し上積みできるよう今後も努力を
重ねたい」
■エクトル・バルベラ(予選8番手、決勝17位)
「ファクトリーライダーとして、2016デスモセディチGPで参戦できて素晴らしい経験となった。この機会を与えてくれたドゥカティとアビンティア・レーシングに感謝したい。すべてが初めてのことばかりだった。マシンも、チームスタッフも全然知らなかったが、セッションが進むにつれて状況が改善した。残念ながら、レースではいいスタートが切れなかった。いつも乗っているマシンとはクラッチ特性がまったく違ったので、いきなり二つポジションを落とした。ペトルッチのオーバーテイクには十分時間をかけた。その後はポル・エスパルガロを捕らえて、何度かオーバーテイクを試みた。それまでよりもハードにアタックしたら、クラッシュしてしまった。今日は5位か6位でフィニッシュできると思っていただけに残念でならない。マシンを引き起こして再スタートしたが、ウィングが2箇所破損してしまい、それまでと同じようには走れなかった。いずれにしても、本当にすばらしい体験だった。そして、来週のフィリップ・アイランドでも2度目のチャンスをもらえることが分かり、心からハッピーだ」