チームスズキ・エクスターのマーベリック・ビニャーレスは、GP100戦目となる日本GPで3位表彰台を獲得。アレイシ・エスパロガロは今シーズンベストリザルトの4位入賞を果たした。
■マーベリック・ビニャーレス(予選7番手、決勝3位)
「この表彰台獲得はとてもハッピーだよ。うれしい理由というのは二つあって、一つ目は、チームが昨日からマシンに施してくれたセットアップが非常にいいものとなり、昨日よりもはるかに攻めきる走りができるようになったからなんだ。これは、僕たちのポテンシャルがまだまだたくさんの伸びしろがある、ということを意味している。二つ目は、このレースで僕はとても知的なレース戦略を立て、それをしっかりと実行できたという手応えがあるからなんだ。レースは、できればスタートで大きくジャンプアップしたかったけど実際にはそれができなかったんだ。でもそこで焦らず、レース終盤に向けてタイヤをマネージメントできるよう、無理なライディングをしてタイヤを消耗させないように心がけるように切り替えたんだよ。アレイシといいバトルができたし、最終的に彼をパスし、できればさらに前をキャッチアップして2位をねらいたかったけど、それをするにはアレイシを捕まえるのが遅すぎたかな。でもこの表彰台獲得は、多くのファン、そしてスズキのファクトリーで働く従業員の方々の前でそれが果たせたということで、とてもエモーショナルだよ。日本のファンはいつも本当に全力で応援してくれるから、このレースは毎年とても楽しみにしているし、その応援に結果で応えようといつも思っているんだ。そういう意味で、この3位表彰台は本当に本当にうれしいよ。ミンナ、ドウモアリガトウ!」
■アレイシ・エスパロガロ(予選6番手、決勝4位)
「最終的なリザルトにちょっとガッカリだよ。もっといい結果を期待していたからね。なぜならば、この週末はずっとポジティブなセッションを展開することができていたんだ。我々はとてもいい仕事ができているという手応えがずっとあったし、最終的には僕が望んでいたようなマシンに進化させることができたんだ。そしてそれは、今シーズンで初めてのこと。レース序盤は非常に接近したトップグループに加わることができ、最後までそこで走り続けようとトライしたんだけど、最終的には4位でチェッカーだった。とは言え、今季最高位のリザルトだし、僕はこの結果を誇りたいと思っている。次のレースは来週だから、この気持ちを切らさずにしっかりと集中し、ポジティブな状態を維持しながら最終戦までしっかりと戦っていくつもりだよ」
■河内 健/テクニカルマネージャー
「この日本GPで表彰台獲得できたということは、我々にとって特別な意味を持ちます。なぜならば、このレースはホームGPであり、ファクトリーの仲間、そして多くのファンの前で、我々のパフォーマンスの高さを証明できたからです。昨日までマーベリックはセッティングに関して苦戦を強いられていましたが、朝のウォームアップセッションでマシンのセットアップに関して抱えていた問題を解決できました。それがいい結果につながりました。アレイシはこの週末、本当にすばらしい仕事をし、いい結果をチームにもたらしてくれました。最終的に表彰台へたどり着くことはできませんでしたが、この週末ずっと、我々にとってとてもポジティブな時間にしてくれました。チーム全員がとてもハッピーです。我々は次戦フィリップアイランドに向け、さらにマシンを進化させたいと考えています。なぜならば、フィリップアイランドは我々のマシンにとってとても相性の良いコースだからです。シーズン最後までより多くの表彰台獲得を目指し、引き続きトライし続けていきたいと考えています」