モンスター・ヤマハ・テック3のポル・エスパロガロは、同チームで50回目のMotoGPに出場して6位獲得と健闘した。また、ブラドリー・スミスは、8月以来のMotoGP出場。右ひざのケガの影響で万全の状態ではなかったが、果敢にもレースを走りきって13位を獲得。体調を考えれば、予想をはるかに超える好成績となった。
■ポル・エスパロガロ(予選9番手、決勝6位)
「タフな戦いだったよ。その中で10ポイントを獲得できたことはとても重要だ。でも走り自体は、本来の力を十分に発揮することができず残念に思っている。プラクティスのどのセッションも、あまり気持ちよく走ることができなかったので、厳しいレースになることははじめから分かっていたけどね。スタートはとてもうまくいって、ドゥカティ勢の前に出ることができた。このことが、今日の順位につながるポイントだったと思うんだ。でも上位グループについて行くことはできなかったので、ほとんどの時間帯を一人で走っていた。そのうちに上位に転倒があり、僕は6位に上がることができたという訳だ。とにかくポイント獲得はうれしい。これからは次のオーストラリアに照準を合わせていく。フィリップアイランドはとてもエンジョイできるコースで、いい思い出がたくさんあるんだ」
■ブラドリー・スミス(予選15番手、決勝13位)
「非常にハードな1日だった。でも努力が報われて、ポイントを獲得できたんだ。この7週間、僕はみんながレースをしているのをただ見ていた。今日はグリッドに並び、自分のいるべき場所でやるべきことができて本当にうれしかったよ。レースを完走できるかさえ分からない状態だったことを考えれば、13位という順位に不満なんかない。実を言うと、レースの長さを忘れてしまっていたんだ。全力で24ラップを走ることがどれだけ大変なことか、しかもそれをミスなしでやりきらなければならないのだから、今の僕には本当に難しいチャレンジだった。チームのみんなには感謝の気持ちでいっぱい。彼らは毎日、懸命に仕事に取り組み、僕のために素晴らしいマシンを用意してくれた。僕はリハビリを受けなければならず、彼らといる時間はいつもより少なかったけれど、僕自身のこともよくケアしてくれたんだ。またそれ以上に、日本滞在中ずっと、いろいろな面で支えてくれたヤマハにも本当に感謝している。今の僕にはどうしても手助けが必要だったからね。彼らはその状況を理解し、とてもよくサポートしてくれたんだ。心から感謝している」
■エルベ・ポンシャラル/チームマネージャー
「ファクトリーが2台ともチェッカーを受けられず、マルケスがここでチャンピオンを決めるなんて誰が想像しただろうか。我がチームは、まずポルの健闘を讃えたい。ウイークを通じてベストを尽くし、決勝では6位という好成績を獲得。しかもヤマハ勢トップに立ったのだ。カルには大差をつけられていたので、後続との距離をしっかりコントロールし、チェッカーを受けた。カルとの差はわずか10ポイントだから、残り3戦で何が起きるか分からない。一方のブラドリーは、本当にすばらしい仕事を成し遂げた。木曜日にここに到着した時点では、1ラップさえできるかどうか分からないような状態だった。にもかかわらず、すべてのセッションを走り切り、しかも予選15番手を獲得。それだけでも見事だった。そして我々はその時点でもまだ、レースを走り切るのは難しいだろうと考えていた。ところが彼はそれをやりきり、しかも、体調に問題のないライバルよりも前でフィニッシュした。だから彼には感謝の気持ちでいっぱい。次のオーストラリアまでに、彼のひざがもっとよくなってくれることを祈っている。チームのみんなにも感謝。次回に期待している」