ロレンソが優勝で王座を獲得 (MotoGP第戦GP MotoGP 決勝)
2015/11/09
MotoGP第18戦バレンシアGP、MotoGPクラスは、スペインのバレンシア(リカルド・トルモ)サーキットで決勝レースを行ない、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温23度、路面温度29度のドライコンディションで争われた。ロレンソはスタートからトップに立ち、マルク・マルケス(ホンダ)、ダニ・ペドロサ(ホンダ)の順でロレンソを追う。最後尾スタートのロッシは1周目に15番手、2周目に12番手、3周目に9番手、6周目に8番手、7周目に7番手、10周目に6番手、12周目に5番手、13周目に4番手に浮上する。
しかし、この時点でトップ争いは3人がすでに先行する展開。ロッシが4番手まで追い上げた時点で、トップグループとの差は約13秒、ホームストレート1本分あった。トップを行くロレンソは、序盤が終わる10周目の時点で2番手のマルケスにコンマ6秒差をつけてトップをキープ。マルケスにつけいるすきを与えずにトップをキープして周回を重ねていく。
ロレンソはスタートから一度もトップの座を譲ることなく、周回を重ねたが、レース終盤になると、マルケス、さらに3番手のペドロサがロレンソとの差を縮めてくる。残り1周となった29周目にはマルケスに追いついたペドロサが一度は前に出るが、ラインがワイドになりすぐにマルケスが2番手を奪い返す。ロレンソは結局、トップをキープし続け、一度もポジションを譲ることなく、今シーズン最多となる7勝目を記録。2位にマルケス、3位にペドロサが続き、ロッシが4位に終わったことで、ロレンソのグランプリ通算5回目、MotoGPクラスで3回目となるチャンピオンが決まった。ロレンソとロッシの最終的なポイント差は5ポイントだった。
5位にポル・エスパロガロ(ヤマハ)、6位にブラドリー・スミス(ヤマハ)、7位にアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、8位にアレックス・エスパロガロ(スズキ)、9位にカル・クロッチロウ(ホンダ)、10位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が入賞。マーベリック・ビニャーレス(スズキ)が11位、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が12位、ヨニー・エルナンデス(ドゥカティ)が13位、アルバロ・バウティスタ(アプリリア)が14位、スコット・レディング(ホンダ)が15位に続いた。
16位にエクトル・バルベラ(ドゥカティ)が続き、オープンクラスのランキングトップとなった。MotoGPラストレースのニッキー・ヘイデン(ホンダ)は17位で完走。以下、18位にステファン・ブラドル(アプリリア)、19位にロリス・バズ(フォワード-ヤマハ)、20位にトニ・エリアス(フォワード-ヤマハ)、21位にジャック・ミラー(ホンダ)、22位にアンソニー・ウエスト(ホンダ)の順で続いた。
アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)は3周目に転倒しリタイア。ブロック・パークス(ART)、マイク・デ・ミオ(ドゥカティ)、ユージン・ラバティ(ホンダ)はリタイアとなった。
こんな記事も読まれています