ラバットが優勝を飾る (MotoGP第戦GP Moto2 決勝)
2015/11/09
MotoGP第18戦バレンシアGP、Moto2クラスは、スペインのバレンシア(リカルド・トルモ)サーキットで決勝レースを行ない、ティト・ラバット(カレックス)が優勝した。 Moto2クラスの決勝レースは気温20度、路面温度29度のドライコンディションで争われた。スタート直後の2コーナーで6人がからむ多重クラッシュが発生。レースはトップグループがコントロールラインを通過したところで赤旗中断となり、予定の27周から18周に減算されて再スタートとなった。
1回目のスタートでもトップに立っていたラバットは、2回目もスタートを決め、レースをリードする。序盤はラバット、アレックス・リンス(カレックス)、トーマス・ルティ(カレックス)、ロレンソ・バルダッサーリ(カレックス)がトップ集団を形成するが、5周目あたりからラバットとリンスが抜け出し、トップを争う。一度はリンスにコンマ5秒前後のリードを取ったラバットだったが、中盤にリンスがその差を縮めていく。ポジションを入れ替えるバトルはなかったものの、二人が僅差で周回を重ねていく。18周のレースの15周目にラバットはファステストラップを記録、リンスを振り切ろうとするが、リンスもすぐに自己ベストを記録してその差を縮める。しかし、ラバットは最後までリンスが勝負をしかけるすきを与えず、来年からのMotoGPステップアップを控えたMoto2ラストレースを優勝で飾った。
リンスはコンマ309秒差で2位に入賞。ランキング争いではリンスが234ポイントでランキング2位を獲得、ラバットはシーズン終盤のケガによる欠場が響き、3ポイント差のランキング3位となった。
3位にルティ、4位にバルダッサーリが続き、サム・ロウズ(スピードアップ)が5位、ルイス・サロム(カレックス)が6位に入賞。チャンピオンのヨハン・ザルコ(カレックス)は今回のレースに2016年型のカレックス製フレームを投入。序盤からトップ争いから遅れたが、終盤に追い上げて7位でゴールとなった。8位にアクセル・ポンス(カレックス)、
9位にシモーネ・コルシ(カレックス)、10位にミカ・カーリョ(カレックス)が入賞。中上 貴晶(カレックス)は1周目を10番手で通過したが、その後、遅れ、13、14番手前後と苦戦していたが、最終ラップにポジションを挽回、11位に入賞した。中上はランキング8位を獲得した。
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