ザルコが逆転で今季8勝目 (MotoGP第17戦マレーシアGP Moto2 決勝)
2015/10/26
MotoGP第17戦マレーシアGP、Moto2クラスは、マレーシアのセパンインターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、ヨハン・ザルコ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温35度、路面温度49度のドライコンディションで争われた。ポールポジションからスタートしたトーマス・ルティ(カレックス)が好スタートでトップに立ち、ザルコも4コーナーで一度はトップに立ったものの、バックストレートエンドでルティが再び先行、そのままトップ争いをリードする。
ルティが逃げ、ザルコが追うトップ争いの背後ではジョナス・フォルガー(カレックス)とアレックス・リンス(カレックス)が3番手争いを展開。3周目にリンスが3番手に浮上する。
ルティは2番手のザルコとのリードを少しづつ広げるが、7周目あたりからザルコがその差を再び縮め、トップ争いはルティとザルコの二人、リンスとフォルガーが3番手を争う展開となる。レース中盤の10周目の9コーナーで3番手を走っていたリンスが転倒、これでフォルガーが単独3番手となる。
またこのあたりからトップを走るルティからザルコが遅れ始め、ルティが単独トップで周回を重ねる。一時はその差は約1秒に広がったものの、終盤の5周でルティのペースが落ち、ザルコがその差を再び縮める。最終ラップの2コーナーでザルコはルティの前に、クロスラインでルティもポジションを挽回するものの、ザルコがわずかに先行。レースの大半をリードしたのはルティだったが、最終的にはコンマ5秒差をつけてザルコが今シーズン8勝目をマーク。ルティは2位に終わった。
リンスの転倒で単独3番手となったフォルガーがそのポジションを脅かされることなく3位表彰台を獲得した。
4位には中上 貴晶(カレックス)が入賞。中上は好スタートでポジションアップ、1周目を4番手で戻ってくる。その後、リンス、ロレンソ・バルダッサーリ(カレックス)に交わされて一時は6番手に後退したものの、リンスの転倒で5番手に浮上すると、先行するバルダッサーリとの差を着実に縮め、13周目にはバルダッサーリを交わして5番手に浮上、その後、フォルガーを追ったが、その差を縮めることは難しく、オーストラリアGPに続いて4位入賞を果たした。
バルダッサーリは終盤は中上から遅れ、単独5位でゴール、6位にルイス・サロム(カレックス)、7位にサンドロ・コルテセ(カレックス)が続き、ホームレースのハーフィス・シャハリン(カレックス)が8位に入賞。9位にシモーネ・コルシ(カレックス)、10位にハビエル・シメオン(カレックス)の順で続いた。
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