MotoGP第4戦カタールGP Moto3クラス1日目 プラクティス
2025/04/12
MotoGP第4戦カタールGP Moto3クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが、カタール、首都ドーハ近郊の砂漠の中にあるルサイル・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午後8時(現地時間午後2時)から35分間行なわれたフリー走行1は、気温32度、路面温度54度、湿度49%、雲一つないドライコンディション。砂漠の砂と脂っぽさのある路面状況だった。
今大会は、4月6日、事故に巻き込まれ右脛骨と左上腕骨を骨折しマッテオ・ベルテッレ(KTM)が欠場。アメリカGP初参戦で快走を見せたマキシモ・キレス(KTM)も右親指の骨折で欠場。第3戦まで欠場していたCIPグリーンパワーのノア・デッドウィラー(KTM)は今大会から復帰する。
フリー走行1では、終了間際に2分04秒556を記録したダビド・ムニョス(KTM)がトップだった。2番手は山中琉聖(KTM)で、記録は13周目に出した2分04秒571。3番手はポイントリーダーのホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)で2分04秒662。古里太陽(ホンダ)は12周目の記録2分05秒804で14番手だった。
日本時間深夜0時15分(現地時間午後6時15分)から35分で開催されたプラクティスは、気温27度、路面温度36度、湿度73%、月がはっきり見える夜空となったドライコンディション。フリー走行1の終盤に転倒したアドリアン・クルーセス(KTM)は、ケガのためこの走行から欠場。
この走行では、ルカ・ルネッタ(ホンダ)、ステファノ・ネパ(ホンダ)、ダビド・アルマンサ(ホンダ)、デニス・フォッジャ(KTM)が転倒。フォッジャの転倒に絡んだアドリアン・フェルナンデス(ホンダ)の走行に問題がなかったか現在調査されている。
フリー走行1で2番手だった山中は、この走行でも3周目から2分04秒335でトップタイムを記録。その後も序盤6周目には2分03秒807を出し、最初に2分03秒台を記録した。残り6分を切って、ルエダが12周目に2分03秒277を記録しトップタイムを更新。フォッジャの転倒によるイエローフラッグもあり、そのままルエダが1番手となった。2番手は山中で記録は10周目の2分03秒521。3番手は山中のチームメイトで、12周目に2分03秒591を記録したアンヘル・ピケラス(KTM)。
古里は、11周目2分04秒108を出し、8番手となった。明日の予選では、プラクティス上位14名は、予選Q2からスタート出来る。山中、古里の両日本人ライダーは揃ってQ2スタート権を獲得した。Q2スタートが出来る上位14台中5台がホンダ勢。
Moto3クラスは明日、日本時間午後7時30分(現地時間午後1時30分)からはフリー走行2が行なわれる。その後、現地の夜を迎える日本時間午後11時50分(現地時間午後5時50)分から予選Q1が開始。予選Q2は、日本時間深夜0時15分(現地時間午後6時15分)から、それぞれ15分間で開催される。今日の走行ではフリー走行1とプラクティス共に2番手の山中、昨年カタールGP決勝では3位表彰台を獲得している古里に期待が膨らむ。
MotoGP 第4戦カタールGP Moto3クラス1日目 プラクティス
1 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 2分03秒277 (P)
2 山中琉聖 (KTM) 2分03秒521 (P)
3 アンヘル・ピケラス (KTM) 2分03秒591 (P)
4 デニス・フォッジャ (KTM) 2分03秒625 (P)
5 リカルド・ロッシ (ホンダ) 2分03秒786 (P)
6 ダビド・ムニョス (KTM) 2分03秒897 (P)
7 アルバロ・カルペ (KTM) 2分04秒070 (P)
8 古里太陽 (ホンダ) 2分04秒108 (P)
9 二コラ・カラッロ (ホンダ) 2分04秒139 (P)
10 ルカ・ルネッタ (ホンダ) 2分04秒233 (P)
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