オリベイラが優勝し、タイトル争いは最終戦決着に (MotoGP第17戦マレーシアGP Moto3 決勝)
2015/10/26
MotoGP第17戦マレーシアGP、Moto3クラスは、マレーシアのセパンインターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、ミゲール・オリベイラ(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温33度、路面温度43度のドライコンディションで争われた。オリベイラは好スタートを決め、ロマーノ・フェナティ(KTM)、フランシスコ・バグナイア(マヒンドラ)、ヤコブ・コンフェイル(KTM)、ホルヘ・ナバーロ(ホンダ)、エネア・バスティアニーニ(ホンダ)らとポジションを入れ替えながら集団のトップ争いを展開。タイトル決定のかかったダニー・ケント(ホンダ)はレース序盤はその後方の10番手前後で周回を重ねる。
6周目の2コーナーでトップ集団の後方で争っていたエフレン・バスケス(ホンダ)と尾野 弘樹(ホンダ)が接触転倒、バスティアニーニもこれを避けるために遅れてしまう。バスケスと尾野はこの時点でリタイアとなり、この時点でトップ集団は7台のバトルとなる。 第2集団の先頭を走っていたケント、このあたりからトップ集団との差を縮め始める。10周目にケントはトップ集団い追いつき、ニッコロ・アントネッリ(ホンダ)とポジション争いを展開。トップ争いは毎周のようにポジションを入れ替えながらの走行となり、オリベイラは11周目にはトップに立つものの、12周目には7番手まで後退するなど接戦となる。レース終盤に入った15周目にはトップ集団の中からバグナイアが転倒で脱落する。
最終ラップに入った時点でトップに立ったのはナバーロだったが、2番手につけていたオリベイラは、バックストレートエンドでトップに立つと、そのままトップでチェッカーを受けた。僅差の2位にビンダーが続き、KTMがワンツーフィニッシュ。ナバーロが3位に入賞した。
僅差の4位にアントネッリ、5位にフェナティ、6位にコンフェイルが続き、ケントは7位でチェッカーとなった。オリベイラが優勝したため、ランキングトップのケントとランキング2位のオリベイラとの差は24ポイントとなり、タイトル決定は最終戦バレンシアに持ち越しとなった。
8位バスティアニーニ、9位にアレックス・マスボー(ホンダ)、10位にジョン・マクフィー(ホンダ)の順で続き、鈴木 竜生(マヒンドラ)は21位でチェッカーを受けた。
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