MotoGP第1戦タイGP MotoGPクラス2日目 スプリント
2025/03/01
MotoGP第1戦タイGP MotoGPクラス2日目スプリントが、タイのチャーン・インターナショナル・サーキットで日本時間午後5時(現地時間午後3時)から13周で開催された。気温37度、路面温度57度、湿度33%、晴れたドライコンディション。グランドスタンドは満席、ソムキャット・チャントラ(ホンダ)応援席では、赤と青のタイ国旗色を使ったプレートや巨大な旗で、自国のヒーローが応援されていた。
気温37度、路面温度57度、湿度33%、晴れ渡ったドライコンディション。タイヤ選択は、マルケス兄弟、小椋藍(アプリリア)、マルコ・ベゼッキ(アプリリア)、フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)は前後ソフト、それ以外が前ハード後ソフトを選択していた。
ポールポジションスタートのマルク・マルケス(ドゥカティ)は好スタートで先頭に飛び出した。スタートでバニャーヤに先を許したアレックス・マルケス(ドゥカティ)も3コーナーで再び2番手に上がり、兄に続いた。3番手はバニャーヤ、4番手には好スタートで小椋が着け、周回によってはバニャーヤを上回るスピードでルーキーとは思えない安定した走りを魅せた。
その後ろでは、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)とジャック・ミラー(ヤマハ)が連なり、5番手を争ったが、ミラーが6周目8コーナーで転倒。リタイアとなった。モルビデリの後方には、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)。さらに後方では、ブラッド・ビンダー(KTM)とペドロ・アコスタ(KTM)の二人が激しい7番手争いを繰り広げた。9番手は、ジョアン・ミル(ホンダ)とヨハン・ザルコ(ホンダ)の戦いだった。9番グリッドスタートだったベゼッキはスタートでマシンが振られ出遅れたものの、徐々に追い上げ、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)らと11番手を争った。
折り返してもトップ4は依然、安定して1分30秒台を刻み続け、5番手モルビデリ以降との差を広げた。11周目にはジャンアントニオがピットイン、リタイア。最終ラップまで他を寄せ付けずに走り切ったマルク・マルケスがトップでチェッカー。2位がアレックス・マルケス、3位バニャーヤ。小椋はルーキー、そしてアプリリアトップの4位でフィニッシュ。5位モルビデリ、6位アコスタ、7位クアルタラロ、8位ビンダー、9位ミル。トップから9位ミルまでがポイントを獲得。
今年からドゥカティファクトリー入りのマルク・マルケスは2019年以来のMotoGPクラスポイントリーダーとなった。小椋はMotoGPクラス初戦スプリントで6ポイント獲得。スプリントで全5メーカーがポイントを獲得したのは、昨年4月のスペインGP以来だった。明日、日本時間午後5時(現地時間午後3時)から26周で始まる決勝に向けて、楽しみが膨らむ結果となったスプリントだった。
MotoGP 第1戦タイGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 マルク・マルケス(ドゥカティ)
2 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
3 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
4 小椋藍(アプリリア)
5 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
6 ペドロ・アコスタ(KTM)
7 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
8 ブラッド・ビンダー(KTM)
9 ジョアン・ミル(ホンダ)
10 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
11 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
12 マルコ・ベゼッキ(アプリリア)
13 フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)
14 マーベリック・ビニャーレス(KTM)
15 ルカ・マリーニ(ホンダ)
16 ミゲール・オリベイラ(ヤマハ)
17 アレックス・リンス(ヤマハ)
18 エネア・バスティアニーニ(KTM)
19 ソムキャット・チャントラ(ホンダ)
20 ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)
RT ジャック・ミラー(ヤマハ)
RT ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
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