MotoGP第1戦タイGP Moto3クラス3日目 決勝
2025/03/02
MotoGP第1戦タイGP Moto3クラス3日目、決勝が日曜日、タイ、チャーン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午後2時(現地時間午後12時)から19周で争われた決勝は、気温37度、路面温度56度、湿度41%、雲は見られるものの晴れたドライコンディション。時折、風速10km/hを超える強い風がある中で始まった。
3番グリッドスタートのホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が好スタートでホールショットを奪うと、マッテオ・ベルテッレ(KTM)、ステファノ・ネパ(ホンダ)、アルバロ・カルペ(KTM)、スコット・オグデン(KTM)、ルカ・ルネッタ(ホンダ)、ダビド・アルマンサ(ホンダ)、ジョエル・ケルソ(KTM)、古里太陽(ホンダ)、ダビド・ムニョス(KTM)、リカルド・ロッシ(ホンダ)、山中琉聖(KTM)のトップ12で続いた。1周目はトップのルエダと2番手ベルテッレが激しく順位を入れ替えた。
先頭集団は2周目に入り、後方ではコーマック・ブキャナン(KTM)に押し出される形でエディー・オシア(ホンダ)が転倒。ブキャナンはレース再開、オシアはリタイア。2周目以降、ルエダが先頭に立ち、2番手以降もテイルトゥーノウズで続いた。3周目には山中が5番手まで順位を上げ、前を行くルネッタ、ベルテッレも同時にかわし、3番手に着けた。
2番手争いは、3周目以降も激しく続き、6周目には山中が2位まで順位を上げた。古里は6周目にラップ最速を叩き出し、追い上げを見せた。7周目、タットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)とバレンティン・ペロン(KTM)が3コーナーで転倒、リタイア。8周目には6番手まで順位を上げていた古里が同じ3コーナーで転倒、リタイア。9周目、グイド・ピニ(KTM)がピットイン、リタイア。ムニョスとの接触でルネッタがコースアウト。レース復帰するものの、大きく順位を落とす。この接触により、ムニョスには、ロングラップペナルティーが科されたが、ペナルティー消化前に12周目で転倒、リタイア。10周目、5コーナーで山中も転倒、リタイア。
トップはルエダが徐々に後続を離し、7秒以上のアドバンテージを築いて優勝。2番手には、ラストラップまでアドリアン・フェルナンデス(ホンダ)との激しい2位争いを続けた末に、最終コーナーからの立ち上がりで僅かな差を付けアルバロ・カルペ(KTM)が2位。レッドブル・KTM・アジョのワンツーフィニッシュだった。3位にはカルペと0.065秒差でフェルナンデスが入った。
最終結果は、参加26名中、完走が15名、リタイアしなかった全員がポイント獲得という、転倒の多い暑い中の過酷なレースとなった。完走15台中6台がホンダ勢。次戦、第2戦アルゼンチンGPは2週間後、3月14日、金曜日から始まる。
MotoGP 第1戦タイGP Moto3クラス 3日目 決勝結果
1 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
2 アルバロ・カルペ (KTM)
3 アドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
4 ステファノ・ネパ (ホンダ)
5 マッテオ・ベルテッレ (KTM)
6 デニス・フォッジャ (KTM)
7 ダビド・アルマンサ (ホンダ)
8 リカルド・ロッシ (ホンダ)
9 ジョエル・エステバン (KTM)
10 ルカ・ルネッタ (ホンダ)
RT 山中琉聖 (KTM)
RT 古里太陽 (ホンダ)
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