MotoGP第1戦タイGP Moto2クラス3日目 決勝
2025/03/02
MotoGP第1戦タイGP Moto2クラス3日目、決勝が日曜日、タイ、チャーン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午後3時15分(現地時間午後1時15分)から22周で開催された決勝は、気温36度、路面温度57度、湿度41%、晴れたドライコンディション。Moto3が行なわれた時間帯に比べると、少し風が穏やかだった。
レース開始前に、アレックス・エスクリグ(フォワード)がマシントラブルでピットへ戻り、エスクリグはそのままスタート出来ず。スタートは、2番グリッドスタートのセレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクロ)が好スタートでホールショットを奪った。続いて、マニュエル・コンザレス(カレックス)、セナ・アギウス(カレックス)、ダリン・ビンダー(カレックス)、イザン・グエバラ(ボスコスクロ)、アロン・カネト(カレックス)、マルコス・ラミレス(カレックス)、ジェイク・ディクソン(ボスコスクロ)、ディオゴ・モレイラ(カレックス)、バリー・バルタス(カレックス)のトップ10で続いた。
1周目6コーナーでホルヘ・ナバロ(フォワード)が転倒、リタイア。ビンダーとグエバラには、ジャンプスタートでダブルロングラップペナルティーが科された。3周目には、レースベストラップの1分35秒390を出し、ゴンザレスがビエッティを抜いてトップに立つ。ゴンザレスは、じわじわとビエッティとの差を開いた。折り返して12周目、2番手ビエッティが10コーナー、少しワイドになった所へ違うラインで走行中の3番手アギウスが接触。ビエッティは転倒、コース復帰するもののピットイン、リタイア。アギウスには、ロングラップペナルティーが科された。
トップはゴンザレスの独走となり、アギウスがロングラップに入ると、2番手にカネト、3番手にモレイラが浮上した。その後方では、バルタスとラミレスが激しい5番手争いを繰り広げた。ゴンザレスとカネトは後半ほぼ独走となり、ゴンザレスがそのまま1位でチェッカー。2位カネト。3位争いは、ロングラップから挽回してきたアギウスがモレイラにラスト3周で追い付き、サイドバイサイドになりつつ戦った結果、最後はアギウスが3位でチェッカー。0.251秒差でモレイラが4位。5位争いは、ラミレスが制した。
6位がバルタス、7位にボスコスクロ勢トップでディクソン、8位にはMoto3からステップアップし、今年からMoto2のダニエル・オルガド(カレックス)が入った。9位にはフィリップ・サラッチ(ボスコスクロ)、10位アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)でボスコスクロ勢が続いた。Moto2初参戦の國井勇輝(カレックス)は19位、佐々木歩夢(カレックス)は23位でそれぞれ完走。
第2戦アルゼンチンGPは、二人の日本人ライダーにとってはMoto2で初めて走るサーキットとなる。過酷な戦いが続く二人を応援したい。今日は惜しくも4位で表彰台を逃したブラジル出身モレイラ、初のMoto2レースは21位と苦戦した昨年Moto3王者でコロンビア出身のダビド・アロンソ(カレックス)にとっては、南米でのレースが楽しみかもしれない。注目の第2戦アルゼンチンGPは、3月14日、金曜日から始まる。
MotoGP 第1戦タイGP Moto2クラス3日目 決勝結果
1 マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
2 アロン・カネト(カレックス)
3 セナ・アギウス(カレックス)
4 ディオゴ・モレイラ(カレックス)
5 マルコス・ラミレス(カレックス)
6 バリー・バルタス(カレックス)
7 ジェイク・ディクソン(ボスコスクロ)
8 ダニエル・オルガド(カレックス)
9 フィリップ・サラッチ(ボスコスクロ)
10 アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)
19 國井勇輝(カレックス)
23 佐々木歩夢(カレックス)
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