MotoGP第1戦タイGP Moto3クラス2日目 予選
2025/03/01
MotoGP第1戦タイGP Moto3クラス2日目、予選が土曜日、タイ、チャーン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午前10時40分(現地時間午前8時40分)からは、フリー走行2が気温31度、路面温度36度、湿度53%、晴れ渡ったドライコンディションの中で行なわれた。
この走行では、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が1分40秒350を記録。昨年Moto3王者のダビド・アロンソ(CFMOTO)が持っていた歴代コース記録を0.194秒更新した。2番手はアドリアン・フェルナンデス(ホンダ)で1分40秒506、3番手がステファノ・ネパ(ホンダ)。記録は1分40秒655。このセッション、山中琉聖(KTM)は1分40秒961で10番手、古里太陽(ホンダ)は1分42秒306で26番手だった。
日本時間午後2時50分(現地時間午後12時50分)から15分間で争われた予選Q1は、気温36度、路面温度56度、湿度36%、快晴のドライコンディション。少し風が強まっていた。12コーナーでルーキーのグイド・ピニ(KTM)がハイサイド転倒し、後続と接触しそうな場面があったが、幸い接触は免れライダーに大けがはなかった。
Q1トップは、昨年レッドブル・ルーキーズ・カップのチャンピオンを獲得してMoto3入りしたルーキーのアルバロ・カルペ(KTM)が1番手で1分40秒946。2番手にタットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)が入り、タイムは1分41秒233。3番手デニス・フォッジャ(KTM)で1分41秒276、4番手はエディー・オシア(ホンダ)で1分41秒391。以上の4名はQ2進出を果たした。これにより、Q2には半分となる9台のホンダ車が参戦した。
日本時間午後3時15分(現地時間午後1時15分)から15分間で開催された予選Q2は、気温36度、路面温度57度、湿度36%、晴れたドライコンディション。山中とチームメイトのアンヘル・ピケラス(KTM)は、2、3周を走り終え、長いピット作業に突入。作業の詳細は不明だが、山中が6周目の1分40秒893で14番手、ピケラスも6周目1分40秒964を記録、15番手という結果だった。
古里は、最終ラップの7周目に1分40秒758を記録して9番手。Q2トップは、序盤1周目に1分40秒400を記録したマッテオ・ベルテッレ(ホンダ)で自身初のポールポジションを獲得した。2番手には6周目に1分40秒482を記録したネパが入り、3番手は1分40秒496でルエダ。昨日のプラクティスとトップ3の順は同じだった。
トップのベルテッレから、14番手の山中までのタイム差は0.493。明日、日本時間午後2時(現地時間午前11時)から19周で競われる決勝グリッドは、古里が9番3列目、山中が14番5列目。予選では、トップから16番手までが1秒以内のタイム差だったMoto3クラス、明日は古里、山中の両日本人ライダーとホンダ勢がどんな戦いを見せてくれるのか、今から楽しみにしていたい。
MotoGP 第1戦タイGP Moto3クラス2日目 予選結果
1 マッテオ・ベルテッレ (KTM) 1分40秒400 (Q2)
2 ステファノ・ネパ (ホンダ) 1分40秒482 (Q2)
3 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分40秒496 (Q2)
4 スコット・オグデン (KTM) 1分40秒539 (Q2)
5 ルカ・ルネッタ (ホンダ) 1分40秒647 (Q2)
6 アルバロ・カルペ (KTM) 1分40秒665 (Q2)
7 ダビド・アルマンサ (ホンダ) 1分40秒734 (Q2)
8 ジョエル・ケルソ (KTM) 1分40秒739 (Q2)
9 古里太陽 (ホンダ) 1分40秒758 (Q2)
10 ダビド・ムニョス (KTM) 1分40秒784 (Q2)
14 山中琉聖 (KTM) 1分40秒893 (Q2)
こんな記事も読まれています