MotoGP第19戦マレーシアGP Moto2クラス2日目、予選が土曜日、マレーシアにあるペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午前10時25分(現地時間午前9時25分)から30分間行なわれたP2は、気温28度、路面温度34度、湿度77％、小雨のふる曇りのドライコンディション。

　昨日P1で激しいハイサイド転倒を喫した佐々木歩夢(カレックス)は、右手首と足に小さい骨折があり、今日から欠場。場所によっては暗い雲も広がり、レインフラッグが振られる時間もあったものの、雨が酷くなることはなく、P2では全ライダーがP1の記録を上回った。

　トップはアルベルト・アレナス(カレックス)で2分04秒775、2番手ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)2分04秒878。3番手トニー・アルボリーノ(カレックス)2分04秒920。小椋藍(ボスコスクーロ)は8番手2分05秒077、ボスコスクーロ勢トップ、1番手アレナスとの差は0.302。

　日本時間午後2時45分(現地時間午後1時45分)から15分間で開催された予選Q1は、気温31度、路面温度42度、湿度67％、曇ったドライコンディション。風が強い時は風速10km/hあった。チャンピオンを決め、Q2スタートの小椋はQ1の走行中、国際放送のインタビューを受け、コンディションがトリッキーで、リアタイヤのグリップなど問題はあるものの、このサーキットは好きなサーキットの一つで楽しみたいと話していた。

　終盤9コーナーで、地元マレーシアからワイルドカード参戦のヘルミ・アズマン(カレックス)とクハイル・イドハム・パウイ(カレックス)が転倒。イエローフラッグが出された。トップはソムキャット・チャントラ(カレックス)2分05秒202、2番手フィリップ・サラッチ(カレックス)2分05秒286、3番手バリー・バルタス(カレックス)2分05秒473、4番手セナ・エイジアス(カレックス)2分05秒478。以上4名がQ2進出。

　日本時間午後3時10分(現地時間午後2時10分)から15分間で競われたQ2は、気温31度、路面温度43度、湿度68％、曇ったドライコンディション。中盤にマルコス・ラミレス(カレックス)が3周目で記録した2分04秒475を終盤、塗り替えたのは、チームメイトで手首ケガ欠場中のジョー・ロバーツ(カレックス)代役のホルヘ・ナバロ(カレックス)だった。

　5周目の2分04秒412でナバロは歴代コースラップ記録を更新。2019年以来5年ぶりのポールポジションを獲得した。2番手ラミレス、3番手に2分04秒559でセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)が入った。小椋は2周目の2分04秒759で7番手。終盤9コーナーでジェイク・ディクソン(カレックス)の転倒があり、イエローフラッグの影響を受けたライダーも居た。

　明日、日本時間午後2時15分(現地時間午後1時15分)から17周で開催される決勝、小椋は3列目7番グリッドからスタートする。


MotoGP 第19戦マレーシアGP Moto2クラス 予選結果
1 ホルヘ・ナバロ(カレックス) 2分04秒412 (Q2)
2 マルコス・ラミレス(カレックス) 2分04秒475 (Q2)
3 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス) 2分04秒559 (Q2)
4 アルベルト・アレナス(カレックス) 2分04秒643 (Q2)
5 デニス・オンジュ(カレックス) 2分04秒697 (Q2)
6 トニー・アルボリーノ(カレックス) 2分04秒756 (Q2)
7 小椋藍(ボスコスクーロ) 2分04秒759 (Q2)
8 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 2分04秒802 (Q2)
9 ディオゴ・モレイラ(カレックス) 2分04秒919 (Q2)
10 フィリップ・サラッチ(カレックス) 2分04秒937 (Q2)