MotoGP第15戦インドネシアGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2024/09/29
MotoGP第15戦インドネシアGP MotoGPクラス3日目、決勝が日曜日、インドネシア、プルタミア・マンダリカ・サーキットで開催された。日本時間午後4時(現地時間午後3時)から27周で争われた決勝は、気温29度、路面温度56度、湿度76%、晴れたドライコンディション。時折、風速10km/hを超える風があった。
スタート前にはコロッサル・ダンスという地元インドネシアの民族舞踏と歌が披露された。その後インドネシア大統領も参加し、地元の歌手Novia Bachmidによる国歌斉唱が行なわれ、延べ121252人の観客が見守った。今大会プルタミア・エンデューロ・VR46チームは、地元プルタミアに合わせ、インドネシア国旗の赤と白を基調としたスペシャルカラーで参戦。
タイヤ選択は、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、アレイシ・エスパロガロ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(ヤマハ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、アレックス・マルケス(ドゥカティ)は前ソフト後ミディアム、他は前ハード後ミディアムを履いて臨んだ。
ポールポジションスタートのホルヘ・マルティン(ドゥカティ)がホールショット。ペドロ・アコスタ(KTM)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ベゼッキ、モルビデリ、マルク・マルケス(ドゥカティ)、ジャンアントニオ、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)のトップ10で続いた。後方では、ルカ・マリーニ(ドゥカティ)、エスパロガロ、ジャック・ミラー(KTM)、アレックス・マルケスが2コーナーで多重クラッシュ、リタイア。
トップのマルティンはバスティアニーニとアコスタが激しく2番手を争う間に、徐々に差を広げた。序盤、スピードに乗れずバニャーヤがベゼッキ、モルビデリに先を許す。クアルタラロも伸び悩み、13番手まで順位を落とす。3周目にはアコスタが2番手浮上。5周目にはモルビデリがバスティアニーニの前に出て3番手。6周目にはベゼッキもバスティアニーニの前に出て4番手。その後もモルビデリ、ベゼッキ、バスティアニーニが激しく3番手を争った。9周目にはジャンアントニオが転倒。
12周目、徐々にペースが上がり前の3番手争いに加わる勢いのバニャーヤと、6番手を争っていたマルク・マルケス(ドゥカティ)が白煙を上げて、その後に出火、リタイア。マルティンはトップを守る走りで、2番手アコスタと徐々に差を広げる。20周目にはアウグスト・フェルナンデス(KTM)が転倒。20周目にレースラップ記録の1分30秒539を記録し、アコスタに再び追いつく勢いで3番手を走っていたバスティアニーニは、21周目の1コーナーで転倒。バニャーヤは、22周目にベゼッキ、23周目にモルビデリを捉え3番手まで順位を戻した。
マルティンは、2番手アコスタを1.404秒離して音楽家のマシア・エスティアンティーの降るチェッカーを受けた。2位アコスタ、3位バニャーヤ。クアルタラロは7位、自己、ヤマハ今季最高タイ。ヨハン・ザルコ(ホンダ)は9位で今季の自己、ホンダ共に最高位。中上貴晶(ホンダ)は11位でチェッカーを受けたものの、空気圧違反で16秒加算され、アレックス・リンス(ヤマハ)と順位が入れ替わり12位、4ポイント獲得。
年間チャンピオンポイントは、マルティン366、バニャーヤ345でポイント差は21に再び開いた。来週行なわれる日本GPは、先の読めないチャンピオン争い、日本メーカーの復調、中上にとって現役最後の地元GPと、見逃せない材料が揃っている。
MotoGP 第15戦インドネシアGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
1 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
2 ペドロ・アコスタ(KTM)
3 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
4 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
5 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
6 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
7 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
8 ブラッド・ビンダー(KTM)
9 ジョアン・ミル(ホンダ)
10 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
11 アレックス・リンス(ヤマハ)
12 中上貴晶(ホンダ)
RT エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
RT アウグスト・フェルナンデス(KTM)
RT ジョアン・ミル(ホンダ)
RT マルク・マルケス(ドゥカティ)
RT ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
RT アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
RT アレックス・マルケス(ドゥカティ)
RT ジャック・ミラー(KTM)
RT ルカ・マリーニ(ホンダ)
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