MotoGP第13戦サンマリノGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2024/09/08
MotoGP第13戦サンマリノGP MotoGPクラス3日目、決勝が日曜日、イタリア、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェッリで開催された。ジョアン・ミル(ホンダ)に続き、ルカ・マリーニ(ホンダ)も胃腸炎を患い、今大会の決勝することになった。明日はミサノでMotoGP公式テストも行なわれるため、二人の早い回復を願うばかり。
日本時間午後4時40分(現地時間午前9時40分)から10分間行なわれたウォームアップ走行は、気温25度、路面温度24度、湿度67%、雲の多い晴れたドライコンディション。この走行トップはフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、2番手マルク・マルケス(ドゥカティ)、3番手ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)だった。中上貴晶(ホンダ)は22番手。
日本時間午後10時(現地時間午後2時)から27周で行なわれた決勝は、気温30度、路面温度30度、湿度51%、ぽつぽつと雨粒がバイザーに付く程度のドライコンディション。レース前に白旗が振られ、マシン交換可能なレースとなった。歌手のサラ・ジェーン・ジョッティによる国歌斉唱後、ミサノ史上最高の延べ163558人の観衆が見守る中で開催された。
ポールポジションスタートのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)がホールショットを獲得。ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、ペドロ・アコスタ(KTM)、ブラッド・ビンダー(KTM)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(KTM)、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)の順で2周目に入った。
アコスタはビンダーと接触、ウィングを飛ばしながらも4位を走行していたが、4周目に転倒、最後尾まで順位を落とし再スタートした。7周目1コーナーでは、モルビデリが転倒リタイア。この頃、雨粒が少し増えた感じもあった。それを受けて、トップのバニャーヤと接触する程の接戦を繰り広げていたマルティンが、ピットインしマシンをレイン仕様に交換。アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、アレックス・リンス(ヤマハ)、ペドロ・アコスタ(KTM)もそれに続いた。アウグスト・フェルナンデス(KTM)は転倒リタイア。
7周目には5番手を走行していたマルク・マルケスが、8周目に入るとトップバニャーヤも抜いて1番手となった。その後、雨は全く降らず、レイン仕様のマシンに交換したライダー達は、再びマシン交換のためピットイン。トップに立ったマルク・マルケスは20周目に1分31秒564という、このレース最速ラップを記録する速さで、2番手バニャーヤを徐々に離して行った。トップはマルク・マルケスのまま、ラッパーのエミス・キッラによってチェッカーフラッグが振られた。地元イタリアチームのグレシーニ、スペシャルカラーで参戦したマルク・マルケスは2戦連続優勝。2位バニャーヤ、3位バスティアニーニ。中上は13位完走で3ポイント獲得。
年間ポイントは、ポイントリーダーのマルティンが312、2番手バニャーヤが305で、二人の差は7ポイントと再び縮まった。3番手は259ポイントでマルク・マルケス、4番手バスティアニーニ250、5番手ビンダー161、6番手アコスタ152、7番手ビニャーレス139、8番手ファビオ・ディ・ジャンアントニオ119、9番手アレイシ・エスパロガロ119、10番手アレックス・マルケス114。ポイント計算までが出来るとても優秀な脚本家が書いた通りのレースを凄腕ライダー達で再現しているのか、と考えてみたくなるような展開のMotoGP、今後も見逃せない。
MotoGP 第13戦サンマリノGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
1 マルク・マルケス(ドゥカティ)
2 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
3 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
4 ブラッド・ビンダー(KTM)
5 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
6 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
7 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
8 ジャック・ミラー(KTM)
9 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
10 ポル・エスパロガロ(KTM)
11 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
12 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
13 中上貴晶(ホンダ)
14 スタファン・ブラドル(ホンダ)
15 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
16 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
17 ペドロ・アコスタ(KTM)
18 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
19 アレックス・リンス(ヤマハ)
RT アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
RT アウグスト・フェルナンデス(KTM)
RT フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
こんな記事も読まれています