全日本RR第6戦九州【J-GP3決勝】尾野弘樹が見事ポールtoフィニッシュで3連勝

2024/09/08

左から、2位の木内、優勝した尾野、3位の若松

　全日本ロードレース第6戦オートポリスのJ-GP3クラスは尾野弘樹（P.MU 7C GALESPEED）が優勝した。

　好天に恵まれた決勝日。14周のレースで好スタートを切ったのはポールシッター尾野。背後につけたのは高杉奈緒子（TEAM NAOKO KTM）。3番手若松怜（JAPAN POST docomo business TP）の背後には8番手グリッドからロケットスタートを決めた徳留真紀（MARUMAE MTR）。

　尾野は２周終了時点で1秒半のアドバンテージを築いた。高杉は若松と2位争いを展開。徳留は大田隼人（MARUMAE DreamKitakyushu CPARIS）、木内尚汰（Team Plusone）、岡崎静夏（JAPAN POST HondaDream TP）、松島璃空（BREASTO B-TRIBE RACING）5台での4位争いを開始。

　2位争いと4位争いが一つの集団になった4周目。後方での転倒で赤旗が出される。

　9周の周回数でリスタート。ホールショットを奪ったのは高杉。2コーナーで尾野が首位奪取。2番手に後退した高杉の背後には徳留、大田、若松、岡崎、松島、木内と赤旗前のセカンド集団が続く。

　3周目。高杉がスローダウンしてピットイン。これで尾野がトップ独走状態に。セカンド集団は若松、木内、大田の3台と徳留、岡崎、松島の3台の二手に分かれるシーンもあったが、すぐに6台の接近戦に戻り、一瞬で大きく順位が入れ替わる状況。

　尾野は最後までトップを快走して3連勝。最後まで激しかった2位争いは木内が制し、若松が3位表彰台を獲得した。