MotoGP第12戦アラゴンGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/09/01
MotoGP第12戦アラゴンGP Moto3クラス3日目、決勝が日曜日、スペイン、モーターランド・アラゴンで開催された。日本時間午後6時(現地時間午前11時)から17周で開催された決勝は、気温23度、路面温度29度、湿度72%、部分的に曇ったドライコンディション。入念なトラック清掃が行なわれたにもかかわらず、昨晩の嵐で再びコースコンディションはレインスポットの残る難しい状態。
昨日のQ1でハイサイド転倒した二コラ・カラッロ(KTM)とヴィセンテ・ペレス(KTM)は怪我のため欠場となった。スタートは、ポールポジションスタートのダビド・アロンソ(CFMOTO)がホールショットを奪う。アロンソの後ろに、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、ダビド・ムニョス(KTM)、アンヘル・ピケラス(ホンダ)、ジョエル・ケルソ(KTM)、ルカ・ルネッタ(ホンダ)、ダニエル・オルガド(ガスガス)、マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、イバン・オルトラ(KTM)のトップ10で続いた。
アロンソは2周目に入るときには2番手を1.582と引き離し、2番手以降は激しい混戦となった。15番グリッドスタートの古里太陽(ホンダ)は、2周目には6番手まで順位を上げていた。3周目、2番手以降の激しい混戦は続き、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、ケルソ、オルガド、ルエダ、古里、ベルテッレで2番手を争っていた。その後方では、ベイヤー、ルネッタ、ザビ・ズルトゥザ(KTM)、鈴木竜生(ハスクバーナ)、ムニョス、ピケラスの激しい8番手争い。
トップのアロンソが2秒以上後方を離す中、5周目には古里が2番手まで順位を上げた。ピケラスは9コーナーで転倒。6周目には、フェルナンデスとルネッタが接触、フェルナンデスは順位を下げた。古里は6周目に最速2分01秒129を記録して、アロンソを追ったが、7周目以降タイムが伸びず後方からペースを上げてきたベイヤーが2番手に浮上。それ以降、2秒以上差のあったアロンソを追い上げる。後方では、タットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)が転倒。フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)はマシントラブルでストップ。
折り返して12周目には、ベイヤーがアロンソを捉えてトップに立つ。ベイヤーに続き、ルエダもアロンソを捉えて、ベイヤー、ルエダ、アロンソ、ルネッタのトップ4になり、2秒以上離れてケルソ、更に1秒離れて古里の順になった。
13周目、ルネッタはアロンソの前に出て3番手、ルエダはベイヤーを抜いてトップに立つ。その後もリアタイヤが滑るなど、難しいコンディションの中、地元スペインでルエダがトップのままチェッカー。MotoGP史上400人目という記録付で初優勝を果たした。2位はベイヤー。3位にルネッタが入り、初表彰台を獲得した。古里は6位、鈴木は14位、山中は19位でチェッカーを受けた。
チャンピオンシップ争いは、4位で13ポイントを獲得したアロンソが237ポイントでトップ。2位で20ポイントを獲得したベイヤーはオルトラを抜いて2番手に浮上162ポイント。3番手オルトラは今日の決勝で12位4ポイントを獲得し157ポイント。山中は85ポイント8番手、古里は65ポイント11番手、鈴木は50ポイント14番手に着けている。
残り8戦、第13戦サンマリノGPは来週9月6日から始まる。山中、古里、鈴木に加え、今日は表彰台を獲得したホンダ勢の活躍するMoto3を次戦も楽しみたい。
MotoGP 第12戦アラゴンGP Moto3クラス 3日目 決勝結果
1 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
2 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
3 ルカ・ルネッタ (ホンダ)
4 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
5 ジョエル・ケルソ (KTM)
6 古里太陽 (ホンダ)
7 ダビド・ムニョス (KTM)
8 ザビ・ズルトゥザ (KTM)
9 ダニエル・オルガド (ガスガス)
10 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ)
14 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
19 山中琉聖 (KTM)
RT 古里太陽 (ホンダ)
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