MotoGP第12戦アラゴンGP Moto3クラス2日目 予選結果
2024/08/31
MotoGP第12戦アラゴンGP Moto3クラス2日目、予選が土曜日、スペイン、モーターランド・アラゴンで開催された。日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から30分間行なわれたフリー走行2は、気温20度、路面温度22度、湿度92%。昨晩降った雨により、ウェットコンディション。部分的に乾いた所もあり、とても難しいコースコンディションだった。
マシンによっては、リアタイヤが魚のしっぽのように揺れる程の滑り易いコンディションのこの走行でも、トップタイムを記録したのはダビド・アロンソ(CFMOTO)だった。記録は2分14秒506。2番手ザビ・ズルトゥザ(KTM)2分15秒572、3番手ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)2分15秒664。鈴木竜生(ハスクバーナ)が2分17秒713で15番手、古里太陽(ホンダ)が2分20秒057で21番手、山中琉聖(KTM)はエンジンが壊れるトラブルで4周目の2分25秒056という記録はあるものの規定タイム外だった。
日本時間午後7時50分(現地時間午後12時50分)から15分間で争われた予選Q1は、気温27度、路面温度43度、湿度61%、曇りのドライコンディション。場所によっては強い日差しが降り注ぎ、気温が上がる昼間に始まった。フリー走行1のタイムを2で上回るライダーはおらず、昨日のフリー走行1で15番手以下のライダーが争うことになった。
開始早々、山中が黒旗でピットインを余儀なくされる。午前に壊れたエンジンを交換したものの、再びエンジンが壊れてオイルが漏れるトラブルに見舞われた。山中がピットに戻る間にも、17コーナーでニコラ・カッラロ(KTM)がハイサイド転倒。リカルド・ロッシ(KTM)は12コーナーで転倒、イエローフラッグも続いた。
その後もヴィセンテ・ペレス(KTM)、タットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)らの転倒、イエローフラッグがあり、タイミングが重なった鈴木はラップキャンセルが続いた。残り3分台で、古里は2分01秒565を記録し2番手に入った。1番手はマッテオ・ベルテッレ(ホンダ)で2分00秒995、2番手に古里、3番手フィリッポ・ファリオッリ(ホンダ)2分01秒629、4番手スコット・オグデン(ホンダ)2分01秒723、以上4名はQ2へ進出した。イエローフラッグに苦しんだ鈴木は5番手2分02秒322。
日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から15分間で争われたQ2は気温27度、路面温度43度、湿度60%、曇りのドライコンディション。引き続き難しい状況の中、開始間もなく4コーナーでジェイコブ・ルールストン(ガスガス)がハイサイド転倒。イエローフラッグが出された。終了間際にも、ダビド・アルマンサ(ホンダ)が16コーナーで転倒した。
この難しいコンディションの中でも、アロンソは安定した走りで1分58秒059までタイムを縮め、ポールポジションを獲得。2番手はルエダで1分58秒492、3番手ダビド・ムニョス(KTM)1分59秒064。古里は、7周目に2分00秒274を記録して15番手。
明日、日本時間午後8時(現地時間午前11時)から17周で競われる決勝グリッドは、古里が5列目15番、鈴木が7列目19番、エンジントラブルに見舞われた山中は9列目25番となった。3人の日本人ライダーと日本メーカーのホンダ勢を決勝まで見守りたい。
MotoGP 第12戦アラゴンGP Moto3クラス2日目 予選結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 1分58秒059 (Q2)
2 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分58秒492 (Q2)
3 ダビド・ムニョス (KTM) 1分59秒064 (Q2)
4 アンヘル・ピケラス (ホンダ) 1分59秒090 (Q2)
5 ジョエル・ケルソ (KTM) 1分59秒099 (Q2)
6 ルカ・ルネッタ (ホンダ) 1分59秒308 (Q2)
7 ダニエル・オルガド (ガスガス) 1分59秒414 (Q2)
8 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ) 1分59秒463 (Q2)
9 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 1分59秒717 (Q2)
10 イバン・オルトラ (KTM) 1分59秒755 (Q2)
15 古里太陽 (ホンダ) 2分00秒274 (Q2)
NC 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 2分03秒322 (Q1)
16 山中琉聖 (KTM) NoTimeSet (Q1)
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